
2024.01.09
【飲食店最前線巡り #2】お酒が弱い人、飲まない人の味方になるモバイルオーダー
飲食店最前線巡りⅡ「飲めなくてもええねん」「飲むならそれもええねん」年末年始にテレビを見る機会が増えて、アサヒビールの「スマドリでええねん!」のCMを見た方も多いのではないでしょうか?スマドリとはスマートドリンクの略で、体質や気持ちに合わせて各々が自由に好きな飲み物を選んで楽しみ、多様性を認め合える飲み方を訴求しています。
ソバーキュアリアスという言葉を見聞きする機会も増えて、飲める人、飲めない人をそれぞれ尊重し合う雰囲気が広がってきてとても良い事と個人的には感じています。
スマドリとは?
https://www.asahibeer.co.jp/smadoriproject/
「飲めない人」「飲まない人」が増えているのは本当?
アルコール以外でもいいじゃないという考えは、お酒離れの裏返しとも感じます。若者のアルコール離れだとか、職場での飲み会が減っているなどの報道を目にすることもありますが、これは事実なのでしょうか?コロナ環境下での影響もありますが、どうやら本当のようです。

出典:国税庁「酒レポート 令和4年3月」p.2
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2022/pdf/001.pdf
このグラフは、国税庁が調査したもので、直近30年における成人一人あたりの酒類消費数量を示したものです。平成初期のピーク時は101.8リットルだったのが令和2年は75.0リットルと73%に減少しています。令和2年は新型コロナウィルスが日本で広がった年で、前年に対しても大きく減っているのがわかります。
半数以上は飲めない人・飲めるけど飲まない人
続いては人ベースで見てみましょう。下のグラフはアルコールを飲む頻度を聞いた調査結果です。全体の55.1%は「ほとんど飲まない」「やめた」「飲まない(飲めない)」人たちです。体質的に飲めない方だけではなくて、飲めるけどあえて飲まない人も少なくない結果ですね。

出典:厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査報告」p.209
https://www.mhlw.go.jp/content/001066903.pdf
モバイルオーダーだからこそ実現できる「人それぞれ」
先日、職場の仲間との忘年会で行ったお店が、お酒の飲み方の多様性に応えた仕組みを取り入れていました。モバイルオーダーのお店はいまや珍しくないですが、このモバイルオーダー( トレタO/X )はアルコールの度数がひとりひとりがで調整できるのです。すべてのドリンクが対象ではありませんが、この仕組みはモバイルオーダーだからこそ価値が増します。アルコールの多様性が広がる一方で、飲めないこと、飲まないことへの理解が薄い話を聞くこともありますよね。そういった雰囲気の場で「アルコール薄めで」と口頭でスタッフさんに注文するのは憚れたり、気を使うものです。私もお酒は好きですが強くはないのでこの仕組みの価値に感動しました。

オーダー時の画面はこんな具合です。サワーなど割りもの系はおおよそ濃さが調整できる印象でした。画像のように「ノンアル」から「濃いめ」まで5段階で選べます。飲まない方、飲めない方にとってはこのありがたさは言わずもがなかと思います。
居酒屋など一度の食事で何度も追加注文がある場合はその都度、誰かが代表して注文をまとめて入力、送信するケースがありますが、ノンアルやアルコールを薄くすることだけではなく、濃くすることができるのでアルコールが得意な人も自分で入力する意義があり、個別での入力、送信がナチュラルに行われる仕組みもすばらしいです。

アルコールの濃度だけではなく、レモンサワーのトッピングやフルーツパンチでメインで使用するフルーツを選択することもできます。

モバイルオーダーはお好きですか?
私のまわりでも賛否ある飲食店のモバイルオーダー。賛否といっても否定派がいるわけではなくて、お店や業種によって好みがわかれるようです。私も実は同じで、ファストフードでは並んで待つより席で待てる便利さがあるので重宝しています。一方で、居酒屋など大人数でわいわいと楽しむお店では、注文をみんなで決めることも良い時間と思っていたり、UIや電波の強さなどで良くない体験も少なくなかったので、紙メニューかせめてテーブル端末で注文したい派です。
モバイルオーダーはもともとは人材不足からのアイデアから始まったと記憶しています。注文を取るというスタッフの拘束時間を減らすために、テーブルごとにタブレットを設置してお客様自身が操作するパターンが主流でした。ただ、ファストフードやカフェ業態では、事前注文して待たずにピックアップするためにお客様自身のモバイル端末から注文できるパターンも増え、今では業種に関わず広く展開されています。
単に注文する機能だけでなく、先ほど紹介したようにアルコールの濃さなど「カスタマイズ」ができると一気にモバイルオーダーの価値が高まります。居酒屋のモバイルオーダーいいかも、と感じた点を2つ紹介します。
ダイナミックプライシング
一つ目はダイナミックプライシングです。ダイナミックプライシングとは需要に応じて商品やサービスの価格を変動させる仕組みを言います。年末年始の航空券やホテルの値段が高いのはまさに代表格。ほかにもスポーツの観戦チケットやレジャー施設の入場券も時期や曜日によって値段が異なります。
このお店ではそのダイナミックプライシングが導入されていました。飲食店では初めての体験で驚きました。確かに曜日や時間帯によってピークタイムとアイドルタイムがはっきり分かれる特徴なので相性は良さそうですが、注文のタイミングや販促との連動などの難しさがあります。
世の中的に2次会の機会が減ったという声もよく聞きますが、時間帯によって大きくディスカウントをすることで0次会、2次会での利用動機をつくって、短い営業時間の中でも2回転、3回転を作るチャンスになりそうです。22時以降ならドリンクが20%オフになり、この情報を知っていたら2軒目としての選択肢に入れやすいですよね。時間の切り替わりを人が管理しなくて良いのがモバイルオーダーのお店側のメリットです。

飲んだ人は自分が飲んだ分を払う
モバイルオーダーが魅力に感じたもう一つは、オンライン個別会計です。注文は各々の端末から出来ても、注文履歴はテーブルごとの管理というのが一般的ですよね。この個別会計のなにが良いかというと、たくさん飲む人、飲まない人の割り勘不平等問題を解決できるからです。経費での支払いなのか、完全な割り勘なのか、多少は飲んだ量を踏まえての金額負担なのか、これはその時のメンバー次第。でもこの仕組みなら、飲まない人の負担がむやみに増えることがないのです。お酒は飲まないけど飲み会や食事会は行きたい人はより行きやすくなる仕組みではないでしょうか?もちろんテーブルごとにまとめて誰かが決済することもできます。

便利さを体験して一気にモバイルオーダーが好きになりました。一人ずつ注文できるからこそ、この先ももっと色んな活用方法がありそうです。また今回も最後に夢を語って終わりたいと思います。
<モバイルオーダーのこれからの活用方法>
・アプリと連携させて予約管理、注文管理、決済管理など共通ID化できる
・誰と来たか、どんな料理が好きか、お酒の濃さなどから再来店のお知らせのパターンを増やせる
・好みの料理や利用時間から飲食店ならではの「リテールメディア化」
・お酒を飲まない人向けの注文履歴から、商品開発のヒントを得る

モバイルオーダーがすごかったお店はこちら
◎焼鳥IPPON
JR大崎駅から徒歩2分
東京都 品川区大崎1-6-5 大崎ニューシティ5号館2F
営業時間などは公式サイトをご覧ください
https://www.dd-holdings.jp/shops/yakitori_ippon/osaki#/

お店のこだわりを伝える映えるモバイルオーダー
「トレタ0/X」はこちら
◎株式会社トレタ
https://toreta.in/toreta-ox/














































