
2026.05.01
飲食業界の「データのカオス」を解消する革命児。TEAL GATEWAYが切り拓く、次世代のデータ経営とは
国内飲食DXニュース現在、多くの飲食店がDXの必要性に直面しています。しかし、現場では「複数のPOSレジのデータがバラバラで集計できない」「分析に膨大な手作業がかかる」といった、システム間の壁が大きな障壁となっています。
今回は、この深刻な課題を解決するために立ち上がった株式会社ティールテクノロジーズ(運営:株式会社ラックバッググループ)の斉田氏にインタビュー。同社が展開するPOSデータ標準化プラットフォーム「TEAL GATEWAY」が、いかにして飲食経営のあり方を変えるのか、その核心に迫りました。

株式会社ティールテクノロジーズ 代表取締役 斉田 教継 氏
飲食業界が抱える「データ集計の異常事態」
斉田氏が指摘するのは、飲食業界に根深く残る「データの分断」です。 「多くの中堅・中小企業では、異なるPOSレジのデータを統合する仕組みが極めて脆弱です。財務会計用の日計表は作れても、管理会計に基づいた詳細なABC分析や在庫管理を行おうとすると、途端にカオスな手作業が発生してしまいます。」

実際に、数十店舗を経営する企業であっても、データ形式がバラバラなために正確な集計ができず、不正確な数字を基に経営判断を下さざるを得ないという、驚くべき実態が業界の常識となっていました。

実装までを担う唯一無二のプラットフォーム「TEAL GATEWAY」
この課題に対し、ティールテクノロジーズは「データの標準化」を徹底することで答えを出しました。同社のソリューションが画期的なのは、単なる「仕様書の提示」に留まらず、OFSC(一般社団法人オープン・フードサービス・システム・コンソーシアム)と連携し、「実装」までを一括して提供する点にあります。

API連携による自動一本化: バラバラのPOSデータを「TEAL GATEWAY」にAPI接続するだけで、業界標準のフォーマットへ自動変換。経営者は一つのダッシュボードを見るだけで、全店舗のリアルタイムな動向を把握できます。
開発コストの劇的削減: 飲食店側やシステムベンダー側で個別のデータ変換作業を行う必要がなくなるため、システム導入にかかるコストと時間を大幅に圧縮します。
電子レシート・アプリ連携: アウトプットデータの標準化により、将来的に「お買い物データと健康アプリの連動」や「経費精算の完全自動化」といった、顧客体験の向上とバックオフィス業務の極小化を同時に実現します。


データで日本の食文化を次世代へつなぐ
斉田氏が描く未来は、個別の企業の利益に留まりません。
「データが標準化されることで、地域や業態ごとの詳細な需要予測が可能になります。これにより、食材の需給バランスの不均衡を是正し、物流コストの削減や生産者の困窮といった社会課題の解決にも貢献できると考えています。」
「TEAL GATEWAY」が提供するのは、単なる集計ツールではありません。それは、飲食店の現場から吸い上げられた「生きたデータ」を、経営の、そして業界全体の強力な武器へと変えるための「共通言語」なのです。
カオスな集計作業から解放され、よりクリエイティブな「おもてなし」の時間へ。ティールテクノロジーズが、飲食経営の新しいスタンダードを創ります。
【株式会社ティールテクノロジーズ】https://teal-bi.com/

山澤修平
一般社団法人レストランテック協会
代表理事
1980年北海道生まれ。携帯電話販社大手「コネクシオ株式会社」にて、営業戦略など様々な業務に携わり、その後、農業ITベンチャー「株式会社ファームノートでCSMの構築、営業拠点の立ち上げを行う。現在は日本最大のレストランテックコミュニティ「RT_Meetup」を主催する一般社団法人レストランテック協会の代表理事、一般社団法人日本飲食業経営審議会の理事、数多くのテックベンダーのセールスマーケティングの顧問業などに従事。全国各地の飲食経営者と生産者とテクノロジー企業をつなげる為、ホテル暮らし中心のアドレスホッパー生活を送っている。著書 同文舘出版「これからの飲食店DXの教科書」(2022年)








