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2024.02.07

bottoで職場変革、飲食業界のスタッフ活性化【後編】

スマート飲食経営の極意

【 仕事に没頭できる職場 】を作るための 飲食店専用コミュニケーションツールbottoの導入企業インタビュー後編は、トスカーナや東京ミート酒場等、人材教育・育成に力を入れている企業としても知られている株式会社イタリアンイノベーションクッチーナ 代表取締役社長 青木 秀一(アオキ ヒデカズ)さんにお話を伺いました。

bottoを知ったきっかけを教えてください。

昨年の2月か3月だったかと思いますが、ビールメーカーの担当さんに教えてもらって「御社にとっても合いそうなコミュニケーションツールがあるんです」と教えてもらって、弊社の常務と部長にご紹介頂いたのが最初です。

それから期間は経過するのですが、居酒屋甲子園のサポーター企業の集まりで、botto(社長)の水田さんが来られていて、そこでご紹介頂いたのを思い出してとても仲良くなり改めてお話しを聞かせて頂いたら「めっちゃいい!」と思って、「是非これうちで導入してください」ということになって、トライアルで数店舗から始めたのが最初です。それが23年の5月くらいですかね。

それまでは別のコミュニケーションツールは使っていましたか?

いや、うちは全然使っていなくて、LINEかFacebookのメッセンジャーかくらいですかね。あとは月に一回、僕が社内報を流すだけという感じでした。

他社のコミュニケーションツールを検討したことはあったのですが、導入には至らなかった感じです。ただbottoに関しては「これは間違いない」と直感で思いました。

それはどういった直感だったのですか?

まず「自己採点」という機能があって、自分での評価とお客様からの評価を、スタッフが自ら出す機能のがあって「自分では今日何点だった」「お客様から見て自分は何点だったか」を出すんですが、今日の振り返りを各々が書いていくんです。それに対して、上長が返信するのですが、各スタッフが自己開示をしながら投稿したもの対して、返信フィードバックできるというのがとてもいいなと思いました。

もちろんアルバイトさんが書き込むこともできるし、あと掲示板の機能もあって、掲示板に投稿すると全店共通項目にもできるので、他のお店の良かった点や注意しなければならない点などを他のお店とも共有できるのが役立っています。

あと、一番いいなと思ったのは「成績表」みたいな感じで、1年間の自己成長を色紙などにしてプレゼントできるんですけど、その機能が一番いいと思いました。例えば3月の大学卒業などで辞めてしまうスタッフに対して、「1年間の自分の成長を会社がちゃんと見てくれていたなんて」って嬉しく思うじゃないですか。その後、別のところに就職したとして「あの頃、そういえば楽しかったな」と思って、もしかしたら戻ってきてくれるかもしれないと考えると、この機能はリファラル(採用)とかにも繋げられるのではないかと思って、導入を決めました。

導入のハードルみたいなものはなかったですか?

僕の中では特になくて、すぐに馴染むのかなと思ったのですが最初はそんなに稼働率が良くなかったです。やっていくうちに、どんどんみんながコメント出せるようになってきたタイミングで「これはいけるな」と思いました。

出勤時のルール化みたいにしたわけではないのですか?

一切そういうのはしなかったです。最初店舗によって稼働率のばらつきはあったのですが「いい店舗はこんな風に使っているよ」みたいに共有していくことで、みんな自発的に利用してくれるようになりました。

「bottoを振り返りのツール、店舗の改善として使っていくからよろしくね」といった感じで、強制では言っていないのですが、みんな熱心に書き込んでくれるような状況です。

ここ最近だと全店の中で何人かアルバイトさんをピックアップして「このアルバイトさんのコメントがめちゃめちゃ良かった」というのを僕が全体に共有するんですよ。そうすることによって、アルバイトさんも「私ちゃんと見られているんだ」という承認欲求も満たされて、やる気につながっている傾向があって、とても良いツールだなと思っています。

例えば、ある店舗でお客様にテイスティングをしてもらって、数あるワインの中からお客様の好みのワインをセレクトしてもらったという事例があるのですが、それがアルバイトさん個人としてはやっていいことなのかどうかというのはわからないので、そういった事例を全体に共有して、お客様に喜んでもらうためにそのような行動をした人がいました、それは「やって良いこと」という風に他店舗スタッフたちにも共有したんです。そういう日々の細かな共有ができるのがいいと思います。なかなかこういった細かな共有は全体では、やりづらかったのでとても重宝しています。

↓その時の実際の投稿↓

評価制度とかに紐づけていくようなことはお考えではないですか?

はい、それはこれから考えています。bottoの稼働率で店長の評価に繋げていくというのも今考えています。

なかなか全店回ってコミュニケーションをとっていても社員さんとの接点はありますが、アルバイトさん全員を把握することは不可能なので、bottoの書き込みを見て「このアルバイトさんの視点すごいな」みたいなことを知れたり、直接話をする機会が限られているのでみんなの頑張りを投稿を見て「こないだの投稿良かったよ」「あー青木さん見てくれていたんですね」みたいな新しい接点が生まれています。

また、マネージャーや部長が「このアルバイトは社員になりそう」というピックアップをしてくれていて、そういうアルバイトさんの投稿を僕が見て全体に共有し、しっかり評価してあげて、今度お店に実際に会いにいく。そこから採用にも繋げていけるのではないかと思っています。これをしっかり仕組み化していければリファラル採用にも繋げていけると思っています。

御社はイタリアンやバル業態、スパゲッティ専門店とさまざまな営業形態のお店がありますが、業態によっての導入ハードルもなかったですか?

全然なかったです。今は一店舗以外は導入しています。アルバイトさんが頑張られているような業種・業態であればマッチすると思います。(アプリ版だと)みんなスマホに慣れているので書き込みもしやすいし、難しい仕組みになっていないのでやりやすいんだと思います。

店長・マネージャーさんたちが「気付き」を投稿することもあるのですか?

頻繁に書き込んでいます。それを掲示板で共有したり、ミーティングの議題にしたりします。

店長さんがしっかりと投稿・フィードバックしている店舗はアルバイトさんまで浸透していて、みんな楽しんで書き込んでいる傾向にあると思います。

今後、bottoを活用してやっていきたいことはありますか?

店舗のルールの整理整頓をしていこうと思っています。うち店名こそ同じだったりしますがメニューも全く違うし、マニュアルがないので、店舗によってのルールがバラバラなので(bottoを活用して)固めていこうかと思っています。

ありがとうございました。

【編集後記】

今回、全編後編にわたってbottoの活用事例としてスタッフ100名を超える大型店舗での導入事例と多様な営業形態の店舗での導入事例、2社のケースを記事にしてきました。

そこで、bottoが選ばれる理由には共通点があるように思えました。そちらをまとめてみました。

botto導入のメリットまとめ

・シンプルで使いやすい仕様・UI

・スマホ・アプリ版が出てより使いやすくなった。

・ありそうでなかった、毎日行う「振り返り」機能。

・アルバイトスタッフとのコミュニケーションがより細かく取れるようになった。

・卒業(退職)時にアルバイトの「がんばり」を手渡しできるアルバム機能。

・評価や採用の仕組みにも取り入れられる。

このように圧倒的に導入メリットが多いES向上の最強ツールのように思えるbotto。注目を集める裏で、他社が今後ES向上の分野においてどのようなツール開発をしていくかも注目していきたいと思います。

【取材協力】

飲食店向けコミュニケーションツールbotto

株式会社イタリアンイノベーションクッチーナ

大山正

一般社団法人レストランテック協会

専務理事

1982年東京都生まれ。成蹊大学卒業後、各種広告関係営業、外食企業のプロモーション・広報を経て、2014年1月、31歳で外食メディア「フードスタジアム」フードスタジアム株式会社 代表取締役就任(2023年退任)。飲食店若手経営者の会「外食5G(現外食SX)」初代サポーター企業リーダー。2020年3月、株式会社ミライーツを設立。飲食業界における幅広い人脈、情報を持ち、「未来型飲食店経営」を提唱。自身でもゴーストレストランの実験店舗を運営し、中食・デリバリー導入による外食産業の生産性向上を提案している。

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