
2022.08.28
未来の食事体験:Mezliによる世界初の完全自動化地中海料理レストラン
海外飲食DXニュース以前の飲食店であれば、キッチンがあり、スタッフが接客対応してくれて食事を楽しむ場所がありました。
しかし、料理ロボットの開発が進むことで、これまでには考えられなかった新しいタイプの飲食店が登場し、周囲を驚かせることでしょう。
2022年8月28日、スタートアップのMezli(メズリ)は、自律型ロボットレストランをサンフランシスコにオープンしました。
Mezliが開発したロボットは、大型の自動販売機型をしており、地中海料理を安い価格で提供します。
人手を使わずに地中海料理を提供するロボットレストランは世界初ということです。
今後、昔の屋台のように最低限の機能で料理を提供するロボットレストランが増えてくるかもしれません。
安くて健康的な地中海料理を提供するMezliのロボットレストラン

Mezliが目指しているのは「安価で健康的な料理を安く提供できる仕組み」です。
ミシュランの星を持つシェフのEric Minnich(エリック・ミニッヒ)氏とチームを組み、シェフが考案した地中海料理をロボットレストランで提供しています。
食材の過熱と盛り付け、提供には一切人手が不要であり、1 時間で約 75 食が生産できるそうです。
注文客は、トッピングを自由にカスタマイズでき、ホットメニューやサラダ、ドリンクを選ぶことができます。
例えば、グレインボウルは6.99ドル(約970円)、ラム肉や鶏肉を使用したメニューは11.99ドル(約1700円)です。
グレインボウルは、サフランライスの上に野菜や豆、鶏肉などを載せた地中海料理であり、日本料理のカテゴリーでは「丼ぶりもの」と言えるでしょう。
つまり、Mezliのロボットレストランを例えるなら“自動化されたどんぶり食堂”といえるかもしれません。
Mezliのロボットレストランの使い勝手は自動販売機と同じ

Mezliのロボットレストランの使い勝手は、高速道路のサービスエリアに設置してある自動販売機に近いかもしれません。
注文するたびに、コーヒー豆からコーヒーを淹れるタイプを想像すると分かりやすいでしょう。
ただし、Mezliのロボットレストランで提供しているのは地中海料理です。
使い方は、顧客がレストラン側面にあるタッチスクリーン、またはモバイルアプリから料理を注文します。
注文された食材が加熱され、皿に盛りつけられて、付け合わせが追加された後にスマートロッカーに移されます。
ロッカーに料理が移動したら顧客が取り出す仕組みです。
公開されている動画では、注文してから自動レストランの一連の動きと使い勝手がわかります。
Mezliのロボットレストランの仕組み

Mezliのロボットレストランは、料理人があらかじめ調理した食材を種類ごとに収納する大型冷蔵庫とオーブンを組み合わせた構造です。
そのため、食材を切ったり調理したりする機能はMezliのロボットレストランには備わっていません。
いくつかの海外メディアの記事では、Mezliのロボットレストランを「完全自律型レストラン」としています。
しかし、食材の仕込みの過程まで含めると完全自律型とはいえません。
とはいえ、調理済みの食材を加熱や盛り付け、提供を自動化できることは、フードサービスを展開するうえで、接客対応の人材確保が不要になり便利です。
今後、Mezliは複数の場所にロボットレストランの設置を予定しているそうです。
また、現在の仕様を改良して提供できる料理のメニューを増やすことも計画しています。
食材の仕込みが必要ですが、セントラルキッチンを中心に複数の場所に設置できれば、小規模なチェーン店のようなフードサービスを展開することも可能です。
省スペースに設置可能な地中海料理のロボットレストラン

8月28日、スタートアップMezliはサンフランシスコに地中海料理を提供するロボットレストランをオープンしました。
ミシュランの星を持つシェフと協力し、健康的な地中海料理を手頃な価格で提供します。
食材の下ごしらえが必要ですが、接客や盛り付け、配膳を自動化できるロボットレストランです。
近い将来、小規模なファミリーレストランは、Mezliのロボットレストランのようなフードサービスに取って代わる可能性も考えられます。
原典
Mezli Launches World's First Fully-Autonomous Restaurant in San Francisco
参考サイト
Mezli: Stanford engineers built fully autonomous restaurant in SF
Mezli’s Containerized Robot Restaurant Opens to Public This Weekend












































