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2022.10.20

自律型ハンバーガーロボットを開発したRobo Burgerがシードラウンドの資金調達を開始

海外飲食DXニュース

料理ロボットの中には、自動販売機とほぼ変わらないデザインをしているものがあります。

スタートアップ「RoboBurger(ロボバーガー)」が開発した完全自律型ロボット「RoboBurger」も、その見た目は自動販売機です。

しかし、世界初のハンバーガーを作る完全自律型料理ロボットです。

2022年10月20日、RoboBurgerはシード2ラウンドの資金調達の開始を発表しました。

シードラウンドの資金調達は2回目ですが、RoboBurgerはこの段階で1,000万ドル(約150億円)の資金を集めることを予定しています。

十分な資金が集まれば、次世代型の「RoboBurger Mark 2」の生産を拡大する計画です。

アメリカの国民食ともいえるハンバーガーを24時間提供できる料理ロボットを設置する学校やコンビニが出てくるかもしれません。

6分で出来立てのハンバーガーを提供するRoboBurger

完全自律型ハンバーガー料理ロボット「RoboBurger」の最初のモデルは、ハンバーガーを6分で調理して提供します。

このロボットには、最大50枚のハンバーガーパティとバンズ、チーズ、ケチャップ、マスタードを保存できます。

ただし、トマトやレタスなどのトッピングは食品の安全性を考慮して提供されていません。

日本では、サービスエリアでおにぎりや唐揚げなどの暖かい食品を提供できる自動販売機を見たことがあるかもしれません。

これらの自動販売機は、出来上がった食品を加熱してから提供する仕組みを採用しています。

一方、RoboBurgerは具材を調理して挟み込み、ハンバーガーとして提供できる機能を持っています。

ただし、見た目は大型の自動販売機とほとんど変わりません。

また、自社のホームページでも「ホットフード自動販売機」と説明している箇所もあります。

そのため、一般的な調理ロボットというよりもハイテクな自動販売機といえるかもしれません。

とはいえ、世界初の作り立てのハンバーガーを提供できる箱に入った完全自律型ロボットです。

総額で1000万ドルの資金調達を目指すRoboBurger

10月20日に開始されたシード2ラウンドを含め、RoboBurgerは総額で1000万ドルの資金調達を目標にしています。

今回の資金調達は、ロンドンの投資会社Promethean Investmentsが主導し、すでに222万ドル(約32億円)の資金を確保しています。

残りの約800万ドルの調達が成功するかは不明ですが、充分な資金が集まれば、RoboBurgerの生産規模を拡大する予定です。

最初のRoboBurgerは、3月にショッピングモールに設置されました。

今後は、ニュージャージー州クイーンズの大学や、マンハッタンの港、バスターミナルなどにも設置する計画です。

自宅のガレージから始まったスタートアップRoboBurger

ガレージから始まったスタートアップRoboBurger

RoboBurgerは、2人の創設者によってガレージから始まったスタートアップです。

創設者であるAudley Wilson(オードリー・ウィルソン)氏とDan Braido(ダン・ブレイド)氏は大学在学中に出会ったそうです。

その後、ガレージでハンバーガーを料理する自動販売機の試作品の開発に取り組み、2019年にRoboBurgerを設立し、ニュージャージー州ジャージーシティを拠点にしています。

当初開発したハンバーガー料理ロボットは、3.7平方メートル(12平方フィート)と狭い部屋と同じくらいの大きさだったそうです。

しかし、開発初期の段階でハンバーガーを約6分で完成させ、1個6.99ドルで販売していました。

改良型のRoboBurger Mark2

改良型のRoboBurger

出典:RoboBurger ™

改良型の「RoboBurger Mark2(ロボバーガー・マークツー)」では、約4分で焼きたてのハンバーガーを作ることができるそうです。

提供時間の短縮に成功しているため、手軽な軽食を必要としている施設で重宝される可能性があります。

特に、空港や病院、大学などにRoboBurgerを設置できれば、売店でなくても温かいハンバーガーを提供できるようになるでしょう。

年末までに100台のRoboBurgerの設置を目指しており、2023年には数千台に拡大する予定でいるそうです。

さらに将来的には、RoboBurgerから植物ベースの代替肉やチキンバーガー、多種類の調味料を追加できるようにするのを目標としています。

出来立てのハンバーガーが出てくる自販機

出来立てのハンバーガーが出てくる自販機

10月20日、世界初のハンバーガーを作る完全自律型料理ロボットを開発したスタートアップRoboBurgerが2回目のシードラウンドの開始を発表しました。

開始から1ヵ月経たずに222万ドル(約32億円)を確保できています。

目標としている資金の確保に成功すれば、作り立てのハンバーガーを提供できる「RoboBurger」を導入する企業や施設が増えるかもしれません。

一般的に、料理を作るキッチンロボットは、ロボットアームを備えた姿を想像しやすいでしょう。

しかし、実際の料理ロボットは、箱型で自販機のような見た目かもしれません。

原典

In a Bear Market Investors Bet on Black: RoboBurger Raises Funds In a $10M Seed 2 Funding Round

参考サイト

DLA Piper

RoboBurger lands funding for automated burger kiosks

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

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