FoodDeployのロゴ

ほぼ毎日更新!!飲食店のDXを後押しするWEBマガジン

2023.11.13

LunchboxとDeliverThatの連携で変わる飲食業界 - 法人向けケータリング市場の拡大

海外飲食DXニュース

将来、飲食店のオンライン注文では、フードデリバリーだけでなく、ケータリングサービスも選択肢のひとつとして当たり前になるかもしれません。

2023年11月7日、オンライン注文プラットフォームを提供しているスタートアップLunchbox(ランチボックス)が DeliverThat(デリバーザット)との提携を発表しました。

この提携によりLunchboxのプラットフォームを導入している飲食店は、フードデリバリーの際にDeliverThatの配送ドライバーを活用できます。

DeliverThatは、配達ネットワークを構築してフードデリバリーやケータリングを展開したい飲食店向けに、高い接客スキルを備えたドライバーの配送サービスを提供しています。

そのため、DeliverThatのサービスを利用すると、フードデリバリーだけでなく手厚いサービスを提供するケータリングの提供も可能です。

2社の提携により、オンライン注文の幅が広がると期待されています。

法人向けのケータリングサービスを強化

Lunchboxのケータリングサービス

出典:Notion – The all-in-one workspace for your notes tasks wikis and databases.

LunchboxとDeliverThatの提携により、Lunchboxのプラットフォームを導入している飲食店では、配達サポートが強化される形となりました。

同時に、手厚いサービスを提供するケータリングサービスの展開も可能となります。

ケータリングサービスとは、注文された料理を届けるだけでなく会場での配膳や片付けなど、顧客に対する「おもてなし」が含まれているサービスです。

当然、料理を届けるだけのフードデリバリーよりも売上を伸ばしやすくなります。

Lunchboxのプラットフォームは、クイックサービスレストランのチェーン店を中心に導入されており、一度に大量の注文を処理できる店舗が多いです。

そのため、大量の注文が取れる法人向けのケータリングサービスを展開したい店舗には、今回の提携により大きな恩恵があると言えるでしょう。

拡大と進化するフードデリバリー市場

拡大と進化するフードデリバリー市場

マッキンゼーによれば、2021年9月の段階で、ケータリングを含むフードデリバリー市場は1,500億ドル(約22兆7300億円)を超える世界市場になっているそうです。

加えて、Statistaのレポートによれば、アメリカのフードデリバリー市場は2027年までに年間成長率が15.10%と予測されており、市場規模は4,735億ドル(約71兆7500億円)に達するとされています。

このように拡大するフードデリバリー市場で大きな利益を生み出すには、配送プラットフォームの充実が必要であると分析されています。

つまり、オンライン注文を受けるだけでなく、それらの注文を迅速に届ける物流が必要ということです。

そのためLunchboxのプラットフォームからDeliverThatの配達ネットワークが利用できるようになったことは、フードデリバリー市場で利益を上げるための体制が整ったと言えるでしょう。

DeliverThatのプロフェッショナルドライバー

DeliverThatのプロフェッショナルドライバー

DeliverThatの配達プラットフォームは、フードデリバリーよりもケータリングサービスに重点を置いています。

そのため、質の高い顧客サービスを提供できるように自社でホスピタリティを学ぶプロフェッショナルドライバーネットワークを構築。

DeliverThatのドライバーになりたい人は、同ネットワークで一定の成績を収めなければ配達業務に従事できません。

つまり、DeliverThatは自社で質の高いサービスを提供できるように、育成したドライバーで配達ネットワークを形成しています。

また同ネットワークは、アメリカ50州すべてをカバーしており、プロフェッショナルドライバーは約20,000人いるされています。

LunchboxのプラットフォームからDeliverThatの配達ネットワークが利用可能

LunchboxのプラットフォームからDeliverThatのケータリングサービス

11月7日、オンライン注文プラットフォームを提供するスタートアップ、LunchboxがDeliverThatと提携を発表しました。

Lunchboxのプラットフォームを採用しているチェーン店では、DeliverThatの配送ドライバーを利用することが可能となります。

DeliverThatの配送ドライバーは、ケータリングサービスに適した高い接客スキルを持っているため、大量の注文を処理できるチェーン店は法人向けのケータリングサービスを展開できます。

今回の提携は、飲食店のオンライン注文サービスの種類に広がりが出てきているといえるでしょう。

原文

Lunchbox Partners with DeliverThat Tapping Into Nationwide Catering Delivery Network for Enterprise Restaurants

参考サイト

Lunchbox partners with DeliverThat to enhance catering delivery network

Online Ordering Startup Lunchbox Notches $20M

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

記事をシェアする