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2023.10.30

"スキル不足を克服するための新時代技術:GoodBytzのロボティックキッチン革命

海外飲食DXニュース

スキルのある料理人を確保できない飲食店やホテルは、将来的にキッチンそのものをロボット化して対応するかもしれません。

2023年10月27日、ドイツのスタートアップ「GoodBytz(グッドビッツ)」がシリーズAの資金調達で1,200万ユーロ(約19億円)を調達したと、ドイツの複数のメディアが報じました。

GoodBytzは、キッチンの機能全般をロボット化させた「Robotic Kitchen Assistant(ロボティック・キッチン・アシスタント)」を開発。

2023年3月に、ドイツのハンブルクで開催された「INTERNORGA 2023」にロボットを披露して多くの注目を集めました。

飲食店やホテルでは、高い調理スキルを持つスタッフが慢性的に不足しています。

そこで対策として、GoodBytzが開発したRobotic Kitchen Assistantのような調理や洗浄、盛り付けまでロボット化する方法が広まる可能性があります。

資金確保でチームの増員と国際展開を検討

シリーズAの資金調達

今回のシリーズAの資金調達は、初期の投資企業であるOyster Bay(オイスター・ベイ)の主導で行われ、以前のメンバーを含めて複数の支援者から資金を調達できています。

ドイツのメディアによれば今回の資金調達にはBlock Gruppe(ブロック・グループ)などが新たに加わったということです。

調達した資金でGoodBytzは生産力の強化と規模拡大を目指しているそうです。

GoodBytzのCEOであるHendrik Susemihl(ヘンドリック・スセミル)氏はメディアに対して「2025年までに100台以上のRobotic Kitchen Assistantを生産する予定であり、2024年には国際展開も議題に上がっている」と述べています。

また、2023年末までに従業員60名に増員する予定であり、翌2024年末までには90名にする計画ということです。

2024年初頭には、GoodBytzが拠点を置くハンブルクに旗艦店がオープンする予定となっています。

したがって、今後は生産数の増加とGoodBytzの規模拡大によって、Robotic Kitchen Assistantを導入する企業が増加し、同時に知名度も高くなっていくでしょう。

キッチンロボ「Robotic Kitchen Assistant」の特徴

Robotic Kitchen Assistant

出典:GoodBytz | Homepage

GoodBytzの開発したキッチンロボ「Robotic Kitchen Assistant」は、ロボット自体に冷蔵庫や調理場、食器洗浄機の機能が持たされており、熟練したキッチンスタッフがいなくてもフードサービスが展開できます。

公開されている性能では、1時間で150食、1日あたり3,000食の料理が提供できるそうです。

しかも、レシピはすべて一流のシェフによって作成されており、出来上がった食材を加熱しているわけではありません。

また、メニュー内容は調整可能であるため、容易にオリジナルレシピの追加ができます。

そのため、ラーメンやシーザーサラダ、ミートボール、お粥などジャンルの異なる料理も提供可能にできます。

加えて、このロボットキッチンは冷蔵庫の数や盛り付け作業を行うパーツの数を変更できるモジュラータイプです。

提供するメニューや、設置する現場に合わせて機能の拡大や縮小などの調整が可能であり、最適な仕様にできます。

したがって、Robotic Kitchen Assistantが設置可能な広さと、水道や電気などのインフラがあれば飲食店に限らず、24時間営業のフードサービスの展開が可能です。

資金調達でキッチン自体をロボット化に成功したGoodBytz が拡大

キッチン自体をロボット化

出典:GoodBytz | Homepage

10月27日、ドイツのスタートアップ「GoodBytz」がシリーズA資金調達で1,200万ユーロ(約19億円)を調達したと海外メディアが報じました。

今回の資金調達で規模の拡大と国際展開を検討しています。

GoodBytzは、ドイツのハンブルクに本拠を置き、キッチンの機能そのものをロボット化した「Robotic Kitchen Assistant」を開発。

Robotic Kitchen Assistantは、規模に合わせて仕様が変更でき、メニュー内容の調整もできるため、現場に合わせて最適な仕様に変更できるロボットです。

基本的に人手が無くても作りたての料理を提供できるため、スキルの高いスタッフが確保できない飲食店やホテルでは必需品になっていくかもしれません。

原文

Germany's GoodBytz raises €12M to combat skills shortage with robotic kitchen assistants - Tech.eu

Hamburg-based tech start-ups raise EUR 25 million in funding round | Hamburg News

参考サイト

Hamburg-based foodtech GoodBytz secures €12 million to lead a nutritional revolution through robotics | EU-Startups

GoodBytz Unveils Modular Robotic Kitchen That Can Make up to Three Thousand Meals Per Day

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

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