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2024.12.25

斬新な出店形態で注目される favyのシェア型フードホールは、 モバイルオーダーも凄い「DX横丁」

飲食店のDX「はじめの一歩」

メディア事業やサブスク事業で知られる㈱favyは、RaaS事業の「シェア型フードホール/横丁事業」も展開。東京の汐留や西新宿の他、仙台や九州に計12施設のシェア型フードホールを運営している。同社のシェア型フードホールは、従来型賃貸ではなく、コワーキングスペース家具付き賃貸のように即日営業開始できるサービス型飲食物件を提供。例えば「汐留横丁」は、厨房も施工済みの物件に、誘致した飲食店が初期費用20万円、家賃は完全売上歩合という条件で出店できる。

「汐留横丁」は2024年7月時点で16店舗。共通席の客席(全265席)と各店舗の厨房で構成されている。島原氏は『鮪のシマハラ』の他に『俺の牡蠣』、『ステーキ&ハンバーグ THE KBB』の計3業態を出店。

そして、このシェア型フードホールは、favyが開発した「横丁専用モバイルオーダー」も大きな特徴になっている。横丁に来店したお客が、店(席)を移動しなくても、横丁に出店しているすべての店舗のメニューを注文できるようにしたモバイルオーダーだ。

複数店舗のメニューを注文しても会計は1回で済み、売上は注文内容に応じて各店舗に分配される。DXの力によって、店を移動しなくても「はしご」ができるようにし、会計の利便性も高めて横丁の魅力を高めたのである。

モバイルオーダー画面の上部に、横丁に出店している店舗のロゴと店名を表示。ワンタッチで他の店舗のメニュー画面に切り替えることができる。

「汐留横丁」に出店している『鮪のシマハラ』の代表取締役・島原慶将氏も、「画期的なモバイルオーダーです。従来の横丁だと、店を移動するのが面倒になって結局、1店舗だけで済ませてしまうお客様が多くなりがちですが、この店舗横断型のモバイルオーダーであれば、2店舗、3店舗…のメニューを注文してくれるお客様が増えます」と話す。

『鮪のシマハラ』は神保町本店と水道橋店に続く3号店として「汐留横丁」に出店。鮪専門店という専門性の高さが横丁内でも話題を集め、注文の約3割は他の店舗を利用したお客の「はしご注文」であるという。横丁専用のモバイルオーダーが、売上アップに大きく貢献しているのだ。また、「汐留横丁」ではfavyの売上分析機能を用いてさまざまなデータを確認することができ、島原氏はこのDX機能も大いに役立っているという。favyでは自社運営のシェア型フードホールで築いた「DX横丁」のツールとノウハウを、全国の既存横丁に提供する事業も展開していく考えだ。

株式会社favy

主な事業は「RaaS事業」(シェア型フードホール/横丁事業)、「SaaS事業」(サブスク&モバイルオーダー)、「メディア事業」。SaaS事業では、飲食店・小売店向けのサブスクやモバイルオーダーのSasSを提供。「メディア事業」では月間6700万以上のユーザーが利用する外食中心のおでかけメディアを運営。1stPartyDataを集め、連携するSaaS活用や外部広告配信も行なっている。
https://favy.co.jp/

汐留横丁

汐留横丁は、個性豊かな店舗が一同に会する場所です。クラフトビール、洋食、牡蠣、イタリアン、天ぷら、韓国料理、会員制レストラン、カフェなど、様々なジャンルの専門店が集まり、それぞれが自慢の料理を提供します。また各エリアごとに異なる雰囲気が楽しめるため、シーンや気分に合わせた選び方ができます。多様な食の体験を、汐留横丁でお楽しみください。/東京都港区東新橋1-8-2カレッタ汐留 地下2F
https://redine.jp/shiodome#top

亀高 斉

企画/編集/ライター

1968年生まれ。岡山県倉敷市出身。明治大学卒業後、1992年に㈱旭屋出版に入社し、1997年に飲食店経営専門誌の「月刊近代食堂」の編集長に就任。以来17年間、「近代食堂」編集長を務め、中小飲食店から大手企業まで数多くの繁盛店やヒットメニューを取材。2016年に独立し、フリーとして活動。取材・執筆の他、書籍の企画・編集も手掛けている。趣味は将棋。

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