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2024.09.30

選択肢を絞りリピーター増加!DoorDashが飲食店向けにアプリ作成プラットフォームを発表

海外飲食DXニュース

常連客とのつながりを保つには、LINEよりもアプリの方が効果的かもしれません。

2024年9月25日、デリバリー企業のDoorDashは、提携する飲食店向けに独自の注文アプリを作成できるコマース・プラットフォームをリリースしました。

コマース・プラットフォームとは、製品やサービスの販売システムを構築できるプラットフォームです。

この新しいプラットフォームにより、飲食店はDoorDashのアプリやマーケットプレイス以外でも、顧客との接点を増やすことができます。

また、アプリを通じて再注文につなげることも期待できます。

これまで、DoorDashをはじめとするデリバリー企業は、配達可能な商品の幅を広げることでサービスを充実させ、利用者を増やしてきました。

現在では、日用品や医薬品、アルコール類など、日常で必要なほぼすべてのものを届けてくれる企業となっています。

しかし、今回のリリースでは、顧客に対する提供サービスの幅を広げるのではなく、選択肢を絞り、より深いつながりを持つ方法に焦点を当てています。

今後は、広範囲にわたるサービス展開よりも、狭く深い顧客との関係構築が重視されるでしょう。

DoorDashのプラットフォーム外で飲食店は注文アプリが作成可能に

DoorDashのプラットフォーム外で飲食店は注文アプリが作成可能に

リリースされたコマース・プラットフォームにより、飲食店は注文と支払い機能を備えた独自アプリの作成、提供ができ、さらにリピーターとの関係を強化できます。

まず、作成されたアプリから注文すると、飲食店の端末やPOSシステムに直接送信されるため、注文処理が円滑化されます。

また、飲食店からもプッシュ通知やプロモーションをアプリ経由でリピーターに送信が可能です。

その他にも、以下の新機能が含まれています。

  • 電話注文の受付:電話注文をコールセンター、AIボイスボット、または自動メッセージに転送する機能

  • カスタマーサポート:飲食店に代わり、注文やその他の問い合わせに対応するカスタマーサービスライン

  • テーブルサイドでの注文と支払い:顧客がスマートフォンでQRコードをスキャンし、店内のテーブルから直接注文する機能

この新機能の料金体系は、1回の支払いごとに2.9%+0.30ドルで、月額料金やキャンセル料はかかりません。

アメリカでは、消費者の約60%が週に1回の割合でデリバリーまたはテイクアウトを注文しているというデータがあります。

そのため、飲食店が独自のアプリを提供できるようになることは再注文を得るためには重要です。

アプリをインストールしてもらうことで、目に留まりやすくなり、注文の候補になる可能性が高まるからです。

したがって、リリースされたアプリ作成機能により飲食店は、リピーターとのつながりをより強化できるでしょう。

選択肢を絞ることで再注文を促すアプリ

選択肢を絞ることで再注文を促すアプリ

DoorDashの新しいアプリ作成機能は、提供するメニューを絞り、ユーザーが注文しやすくするものです。

また、飲食店にとっては、リピーターとの関係を強化する機会が増えます。

DoorDashのアプリやマーケットプレイスでは、数百店舗以上の料理が選べますが、選択肢が多すぎると、注文に至らない場合があります。

これは「ジャムの法則(決定回避の法則)」と呼ばれる現象です。

選択肢が増えるほど、選ぶのが難しくなり、結果として購入につながらないのです。

このため、選択肢を増やすよりも、適切に絞ることで購入に繋がりやすくなるとされています。

今回のアプリ作成機能は、飲食店ごとに提供するメニューを絞るため、再注文を促す役割を果たすでしょう。

また、アプリをインストールすることで、お気に入りの飲食店の料理をすぐに注文できるという利便性もあり、DoorDashのアプリやマーケットプレイスで検索する手間も省けます。

したがって、アプリ作成機能は、飲食店とユーザーの両方にメリットを提供してくれます。

飲食店のリピーター獲得を支援するアプリ作成機能を発表

飲食店のリピーター獲得を支援するアプリ作成機能を発表

9月25日、DoorDashは飲食店向けにアプリ作成が可能なコマース・プラットフォームを発表しました。

これにより、飲食店は独自のアプリを提供し、顧客がお気に入りの店の料理を優先的に注文できるようになります。

他にも、アプリをインストールすると、スマートフォン上で目に留まりやすくなり、自然と飲食店を想起する効果も期待できます。

この新機能は、アプリを介してリピーターとのつながりを強化する仕組みといえるでしょう。

今回の飲食店向け新機能は、DoorDashが小売業者向けにリリースしたプラットフォームと同時に発表されました。

これまでのように選択肢を増やすよりも、選択肢を絞り、顧客とのつながりを深めることに重点を置いています。

アプリ作成ができるプラットフォームは珍しくありませんが、顧客との関係強化と利便性向上を目指す点で、今回のプラットフォームは毛色が異なります。

ユーザーにとっても、ほどほどの利便性を提供するアプリは、ちょうど良い関係をもたらすのではないでしょうか。

参考サイト

Introducing The DoorDash Commerce Platform for Merchants

Restaurant Online Ordering System | DoorDash Online Ordering | DoorDash for Merchants

22 Online Ordering Statistics Every Restaurateur Should Know in 2024

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

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