
2023.07.18
Dine BrandsとFranklin Junctionが提携を発表!ホストキッチンを活用し日本進出
海外飲食DXニュース今後、熟練した料理人がいる飲食店では、他の飲食店のために料理を提供して、売上を拡大するようになるかもしれません。
2023年7月18日、Dine Brands Global Inc(ダイン・ブランド・グローバル:以降Dine社)とFranklin Junction(フランクリン・ジャンクション:以降Franklin社)は提携を発表しました。
この提携により、Franklin社が提供する「ホストキッチン」と呼ばれるプラットフォームを用いてDine社が日本に初上陸します。
「ホストキッチン」とは、飲食店の料理を作る機能を他社に貸し出すプラットフォームです。
このプラットフォームを使ってDine社は、自社で飲食店はオープンさせず、フードデリバリーのみの仮想レストランブランドを立ち上げて日本に上陸します。
最初の仮想レストランのオープンは今年の第4四半期を予定しているそうです。
ホストキッチンとは他社に調理場の機能を提供する仕組み

Franklin社が提供する「ホストキッチン」とは、飲食店が他のレストランブランドのために料理を調理し、収益を生み出すプラットフォームです。
飲食店側は「フルフィルメント・パートナー」と呼ばれ、料理を依頼する側を「クラウドコンセプト(仮想レストラン)」と呼びます。
フルフィルメント・パートナーとしての飲食店
通常の飲食店は、自前でレストランブランドを立ち上げ、集客をして売上をあげないといけません。
しかし、ホストキッチンのフルフィルメント・パートナーになれば、他社が集客した注文に合わせて料理を提供し、対価をプラットフォームを介して請求します。
つまり、自社の余剰な調理能力を他社のために提供することで、その分の利益を売り上げにできる仕組みです。
このプラットフォームを通じて、飲食店は閑散期や集客の難しい時期にも収益を伸ばすことができる「副業のような」機会を得られるでしょう。
実店舗もスタッフも不要なクラウドコンセプト
ホストキッチンを利用するクラウドコンセプト(企業)側は、わずかな資本で仮想のレストランブランドを展開することが可能です。
クラウドコンセプトは、ホストキッチンを通じて飲食店とマッチングして、作って欲しい料理を依頼し料金を支払うだけでビジネスが展開できます。
もちろん、ビジネスの実態は店舗のないフードデリバリーサービスのみを提供する仮想レストランです。
しかし、設備投資や料理人、スタッフを雇う必要がなく市場参入と撤退が容易に行えます。
Franklin社は既に北米、ヨーロッパ、アジアにフルフィルメント・パートナーのネットワークを構築しており、世界的な展開も可能です。
そのため、ホストキッチンを利用して新たな市場に参入したい企業は、現地のフルフィルメント・パートナーに調理業務を委託して、集客とブランド形成に注力できる環境が整っています。
Dine社はFranklin社のプラットフォームを用いて4ヵ国に上陸

Dine社は、代表的なアメリカ料理を日本人の好みに合わせたメニューに調整し、日本市場に進出する予定です。
また、日本だけでなく、オランダ、フランス、ベルギーにも展開する計画があります。
ホストキッチンには、フルフィルメント・パートナーとのマッチングだけでなく、地域ごとに適した独自のメニューや提供方法、顧客体験などデータを活用したカスタマイズ機能も備わっています。
そのためDine社は、事前にホストキッチンから各市場の傾向を把握、好みに合わせたアメリカ料理のメニューを用意して進出できます。
Franklin社と日本企業の連携

ホストキッチンを提供するFranklin社は、2022年9月に日本の株式会社TGALと提携しました。
両社は、お互いの加盟店をフルフィルメント・パートナーとして利用できる枠組みを構築しています。
これにより、日本市場に進出する海外企業は、TGAL社に加盟する店舗をフルフィルメント・パートナーとして活用することが可能です。
TGAL社は「神楽」「福よし」「かに工房」など、複数のブランドを加盟店に提供しているフランチャイザーです。
同社は、従来のフランチャイズモデル(1つのブランドの元に加盟店を募集する方法)とは異なり、30ブランド、20業態を加盟店に提供しています。
そのため、加盟店は1つの店舗で複数のレストランブランドを展開できます。
日本進出を計画しているDine社が、TGAL社の加盟店をフルフィルメント・パートナーにして参入する可能性は高いと言えるでしょう
実店舗を持たずにレストランブランドを形成するホストキッチン

複数のレストランブランドを運営するDine社と、「ホストキッチン」のプラットフォームを提供するFranklin社が提携を発表しました。
ホストキッチンは、飲食店の調理能力を他のレストランブランドに提供し、収益を増やすためのプラットフォームです。
そのため、ホストキッチンに登録されている飲食店がある市場には、自店舗を持たずに新たなレストランブランドを立ち上げ、ビジネスを展開できます。
日本市場への進出を予定しているDine社は、デリバリー専用の仮想レストランブランドを展開し、今年中に日本に進出する計画です。
原典
参考サイト
Dine Brands International and Franklin Junction Forge Global Expansion Agreement - MarketWatch
Applebee's and IHOP Turn to Ghost Kitchens for International Growth | FSR magazine












































