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2024.07.12

つながり強化!ファンクラブ機能でリピーター獲得を支援するClubyが資金調達

海外飲食DXニュース

飲食店やカフェのファンクラブが集まるプラットフォームが登場しました。

2024年7月2日、顧客とのつながりを強化するプラットフォームを開発したCluby(クラビィ)が、シードラウンドで290万ユーロ(約5億490万円)の資金調達に成功したと海外メディアが報じました。

Clubyは、フィンランドのヘルシンキを拠点とし、飲食店の一見客をリピーターに変えることを支援するスタートアップです。

飲食店にとって、Clubyのプラットフォームはファンクラブが作れるアプリといえるでしょう。

また、メンバーとなった顧客との交流や特典の付与、サブスクの提供がプラットフォームを通じて可能になります。

この仕組みにより、飲食店はメルマガの購読やコミュニケーションアプリのアカウント登録の勧誘をしなくても、店のファンを増やすことができるでしょう。

Clubyのプラットフォームで飲食店がファンクラブを作成

Clubyのプラットフォームで飲食店がファンクラブを作成

画像引用:Membership card for restaurants

Clubyのプラットフォームは、飲食店にコミュニティ運営をするための仕組みを提供しています。

まず、飲食店がClubyと提携することで、プラットフォーム上に自店のファンクラブ(メンバーシップ)を作成。

次に、ファンクラブに加入した顧客に向けて様々な特典を用意して、リピーターになってもらうためのプログラムを提供します。

公開されているプラットフォームの機能は以下のとおりです。

  • 会員特典の割引

  • ニュースレター送信

  • イベント告知

  • チケット販売

  • サブスクリプション提供

  • 顧客リスト管理

これらの機能により、飲食店はプラットフォーム上で新規顧客とのつながりを作り、加入済みのメンバーとの関係強化が可能です。

Clubyのアプリをインストールした顧客は、気に入った飲食店のファンクラブに加入することで、特典やイベント情報などを得て、より深く店のことを知ることができます。

人気のバーやカフェ、ナイトクラブのファンクラブにもアクセスが可能

画像引用:https://cluby.com/discovery/finland/helsinki

さらに、1つのアプリからお気に入りの飲食店だけでなく、人気のバーやカフェ、ナイトクラブのファンクラブにもアクセスが可能です。

このClubyのアプローチは、フィンランドの飲食業界に大きな影響を与えているそうです。

2023年時点でClubyの年間成長率は5倍を超え、500軒以上の飲食店がClubyに登録していると説明しています。

また、アプリをダウンロードしたユーザーは10万人を超えているそうです。

したがって、Clubyのプラットフォームは、飲食業界専門のコミュニティの集合体であり、ファンを増やすアプリといえるでしょう。

オンライン上に作られた地元飲食店のファンクラブの集合体

オンライン上に作られた地元飲食店のファンクラブの集合体

画像引用:Membership card for restaurants

Clubyのプラットフォームにより、飲食店は自店のファンを集めやすくなるだけでなく、新規顧客の獲得もしやすくなります。

今までは、顧客が実際に飲食店に何度か行って、気に入ってからリピーターとなりました。

しかし、Clubyのプラットフォームがあれば、ユーザーはアプリからファンクラブ一覧を調べて自分の好みの店を見つけ、メンバーになってから来店が可能です。

つまり、来店前からリピーター予備軍となっているのが大きな違いといえるでしょう。

しかもClubyのアプリでは、住所や都市で範囲を絞り、身近にある飲食店が提供するコミュニティの特典やイベント情報に簡単にアクセスできます。

要するに、身近な飲食店やバーのコミュニティを調べて加入ができ、特典のあるClubyのプラットフォームは、リピーターを獲得したい飲食店と、的確に自分の好みの店を見つけたい顧客の双方にとって有益な仕組みです。

一見客をリピーターにするClubyが資金調達

一見客をリピーターにするClubyが資金調達

7月2日、一見客をリピーターに変えるプラットフォームを提供するスタートアップ「Cluby」は、シードラウンドで290万ユーロを調達しました。

Clubyは、今回確保した資金で2024年中にヨーロッパ全土へ事業を拡大する計画と説明しています。

Clubyのプラットフォームでは、飲食店がファンクラブを作成し、顧客との交流する場や、イベント告知やサブスクを提供できる場を用意しています。

これにより、顧客は来店前から飲食店のコミュニティを知ることができて、店は一見客をリピーター予備軍として迎えることができます。

そのため、顧客とのつながりをゼロから構築しなくても、交流やファンの獲得が可能です。

近い将来、飲食店を選ぶ基準にコミュニティの充実度合が含まれるようになるかもしれません。

参考サイト

Membership card for restaurants

ClubyFor partners

Helsinki-based Cluby raises €2.9 million to help restaurants turn anonymous restaurant visitors into repeat customers | EU-Startups

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

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