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2023.04.17

1分間で8枚のハンバーガーパティを調理するキッチンロボットをAniaiが発表 

海外飲食DXニュース

かつては、釜で米を炊く「釜炊き職人」と呼ばれる職人が存在しましたが、現在では炊飯器がその代わりを担っています。

同様に、ハンバーガーのパティを焼く作業も、ボタンを押すだけで完了するようになるかもしれません。

2023年4月17日、ロボティクス企業Aniai(アニアイ)がハンバーガーに挟むパティを焼くキッチンロボット「Alpha Grill(アルファ・グリル)」を発表しました。

このロボットは調理の効率性を追求し、AIと自動化技術を組み合わせて調理時間を50%短縮。1分以内に8枚のハンバーガーパティを調理できるそうです。

また、Alpha Grillには、自動洗浄機能も搭載されており、キッチンスタッフの作業負担も軽減されます。

したがって、規模を問わずハンバーガー店のキッチン業務の効率の追求と、負荷軽減に役立つでしょう。

両面グリルを備えるキッチンロボットAlpha Grill

キッチンロボットAlpha Grill

出典:The Tech Race for Cooking the Perfect Burger: Aniai Unveils Game-Changing Robotic Kitchen.

キッチン作業の自動化に関わるロボット開発で、世界的に認知を広げているAniai(アニアイ)から、最初の製品「Alpha Grill(アルファ・グリル)」が発表されました。

Alpha Grilは、外食産業向けの調理ロボットであり、ハンバーガー店でのパティの調理業務を自動化します。

特筆すべきは、上下にグリルを備えており、パティの両面を一気に過熱するところです。

通常、ハンバーガーのパティは片面を焼いてから、ひっくり返して反対側を焼くという手間があります。

しかし、Alpha Grillは上下に加熱用のグリルを取り付けた設計をしており、パティを鉄板の上に置くと、挟み込んで一度に両面を焼き上げます。

そのため、1分以内にパティの加熱が完了し、最大で8枚同時に調理ができます。

焼きあがったパティは自動でトレイに運ばれるため、キッチンスタッフはパティをトレイから取り出し、他の具材と一緒に挟み込むだけでハンバーガーが完成します。

Alpha Grill は、1時間で最大200枚のパティが調理でき、AIとセンサーがパティの形状や焼き加減をカメラで確認して品質をチェック。パティの味や品質を一定に保つことができるそうです。

つまり、注文が集中するピーク時であっても、焼きムラなどが起きないため、料理のクオリティを維持しつつ、短時間でハンバーガーが提供できるでしょう。

参考動画:Aniai Robotic Kitchen - Hamburger Cooking Robot - YouTube

韓国発のスタートアップAniai

出典:Aniai|Press Kit

2023年現在、Aniai(アニアイ)はアメリカに拠点を置いていますが、もともとは韓国のスタートアップです。2020年に設立され、同年11月に韓国で「Best Startup of the Year」と受賞。

2023年2月のシードラウンドでCapstone PartnersとLotte Venturesから300万ドルの資金を調達して注目されました。

さらに、同月には全米レストラン協会(NRA)から「2023 キッチン・イノベーション・アワード」を受賞し、LOTTERIAやCry Cheese Burgerなど複数のハンバーガー・チェーン店が同社のビジネスパートナーとなっています。

今回のキッチンロボット「Alpha Grill(アルファ・グリル)」のリリースにより、大手ハンバーガー・チェーン店のキッチンに導入される可能性が高まっています。

ハンバーガー店の調理作業を自動化するキッチンロボAlpha Grill

出典:Aniai|Press Kit

4月17日、スタートアップのAniai(アニアイ)からハンバーガーの調理作業を自動化するキッチンロボット「Alpha Grill(アルファ ・グリル)」が発表されました。

合理的な設計により、短時間でハンバーガーのパティを加熱できるため、ハンバーガー店のキッチン業務の自動化と負荷軽減が実現します。

大手ハンバーガー・チェーン店が同社のビジネスパートナーになっているため、近いうちにハンバーガー店に導入され、今まで以上に料理の提供時間の短縮化が実現するかもしれません。

参考サイト

Aniai - National Restaurant Association Show

Resource Library | National Restaurant Association

National Restaurant Association Announces Winners of 2023 Kitchen Innovations Awards | FSR magazine

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

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