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2026.03.10

「攻めの人事」で店舗は変わる。TECH CREWが実現する、飲食店のための“API連携×労務DX”の最前線

国内飲食DXニュース

深刻な人手不足、高騰する採用コスト、複雑化する労務管理――。飲食業界が直面するこれらの課題に対し、ITの力で真っ向から挑む企業があります。今回は、レストランテック協会の注目企業であるTECH CREW株式会社のグスタボ・ドレ・ロドリゲス氏(通称:ドリー氏)にインタビューを敢行。同社が展開する「人事CREW」が、どのように飲食店のバックオフィスを革新し、経営を加速させるのか、その核心に迫りました。

TECH CREW株式会社 代表取締役 グスタボ・ドレ・ロドリゲス氏

飲食店が抱える「見えないボトルネック」

多くの飲食店にとって、人事労務は「守り」の業務になりがちです。特に多店舗展開を行う企業では、アルバイトの入退社手続きや勤怠管理、年末調整といった事務作業が膨大になり、店長やマネージャーが現場の改善や接客に集中できないという「負のループ」に陥っています。

また、既存のシステムを導入していても「給与計算はA社、勤怠はB社、採用はC社」とバラバラに運用されているケースが多く、データの二重入力や連携の不備が、経営判断のスピードを鈍らせる大きなボトルネックとなっていました。

「人事CREW」が描く、つながるDXの衝撃

TECH CREWが提供する「人事CREW」の最大の強みは、自社開発の枠を超えた「圧倒的なAPI連携の柔軟性」にあります。ドリー氏は「何でもゼロから作るのではなく、最高のリソースと繋がることでスピード感を持って価値を提供する」と語ります。

  • API連携によるシームレスな体験:他社の優れた勤怠管理システムや、スキマバイトサービス、さらには給与前払いサービス(エニージョブ等)とAPIで連携。データが自動で同期されるため、飲食店のバックオフィス業務は劇的にスリム化されます。

  • 「勤怠CREW」の提供開始:定評のあるシステムをベースとしたOEM「勤怠CREW」を新たにリリース。UI(ユーザーインターフェース)にこだわり、現場のスタッフが迷わず使える操作性を実現しました。顔認証機能などの最新技術も活用し、不正打刻の防止と管理の正確性を両立します。

  • 「定着」を見据えたコンサルティング:単なるシステム提供に留まらず、労務データに基づいた「定着率向上コンサルティング」も開始。退職率が高い店舗の原因をAIで自動分析し、離職を未然に防ぐための具体的なアクションプランを提示します。

飲食経営を「データ主導」のステージへ

TECH CREWが目指すのは、事務作業の効率化だけではありません。今後は評価制度や組織図管理といった「タレントマネジメント」機能を強化し、スタッフ一人ひとりのモチベーションを可視化・最大化するプラットフォームへと進化を続けます。

「バラバラだった情報を繋ぎ、飲食店の経営者が『人』の力に集中できる環境を作りたい」。

ドリー氏が語る未来は、テクノロジーが現場の熱量を支え、すべての飲食店が活気あふれる場所であり続けるための強力な武器となるはずです。

【企業情報】
TECH CREW株式会社:https://techcrew.co.jp/
「人事CREW」サービスサイト:https://techcrew.co.jp/jinjicrew/

山澤修平

一般社団法人レストランテック協会

代表理事

1980年北海道生まれ。携帯電話販社大手「コネクシオ株式会社」にて、営業戦略など様々な業務に携わり、その後、農業ITベンチャー「株式会社ファームノートでCSMの構築、営業拠点の立ち上げを行う。現在は日本最大のレストランテックコミュニティ「RT_Meetup」を主催する一般社団法人レストランテック協会の代表理事、一般社団法人日本飲食業経営審議会の理事、数多くのテックベンダーのセールスマーケティングの顧問業などに従事。全国各地の飲食経営者と生産者とテクノロジー企業をつなげる為、ホテル暮らし中心のアドレスホッパー生活を送っている。著書 同文舘出版「これからの飲食店DXの教科書」(2022年)

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