
2025.06.05
アルバイト雇用の現場課題に革新を——店舗DXに寄り添う「人事CREW」が切り拓く労務管理の新常識
国内飲食DXニュース「店舗で働く人」のために設計された労務DX
「人事CREW」は、2019年にリリースされたクラウド労務管理サービス。契約書や入社手続き、年末調整などをデジタル完結できる仕組みだが、他と大きく違うのは、“ITに強くない人でも直感的に操作できるUI”と“店舗現場の体験設計”に徹底的にこだわっている点だ。

TECH CREW株式会社 代表取締役社長 ドレ・グスタボ氏
「アルバイトは“今日面接して、明日から働く”ことが当たり前。でも、既存の労務システムはオフィス向けに作られていて、手続きに時間がかかるし、店長には使いづらい。だったら、自分たちで作るしかないと思ったんです。」(ドリー氏)
最初の導入先はカラオケ館。飲食・エンタメ業界の典型的な課題——高い離職率、入社手続きの煩雑さ、コンプライアンス対応——を現場で解決するプロダクトとして、開発がスタートした。
現場店長の“数分で終わる”入社手続き体験
人事CREW最大の特長は、店舗スタッフの採用・労務業務が「スマホ1台」で完結する点だ。

面接後、QRコードから応募者情報を即登録
店長は契約期間などをプルダウン選択し「送信」ボタンを押すだけ
応募者はスマホで契約書を確認・署名、本人確認もスマホカメラでOK
承認フローは自動化され、人事側で確認・管理される
この一連の流れが、最短数分で完結する。「その場で完了できるから、働き始めるハードルが下がる」と好評だ。
さらに、未成年者や保証人が必要な契約書にも対応。保証人に対してもスマホで同意取得が可能だ。
コンプライアンスも強化
アルバイト契約におけるよくあるリスクにも対応しています。
契約未回収をアラート表示(黄色/オレンジのステータスで管理)
未成年者の親権者同意取得もオンラインで対応
外国人労働者のビザ・在留カードの期限チェックも自動通知
これにより、法令順守も現場任せにせず、システムで管理できます。
「退職してもアカウントが残る」ことで、採用再活用も
ユニークな点として、人事CREWでは退職後も一定期間アカウントが保持される。これにより、再雇用や別店舗採用時に過去のデータを呼び出し、手続きをスムーズに行うことが可能。
「退職者リストから検索して“今週シフト足りないから声かけよう”といった活用ができる。これは紙管理ではできなかった発想ですよね」(ドリー氏)
スマホUI/カスタマイズ性/価格で高評価
人事CREWは、既存の労務クラウドと比較しても“現場ファースト”な工夫が際立つ。

オプション追加機能で自由にカスタマイズ
店舗現場の店長・スタッフでも操作しやすいスマホUI
入社時アンケートやメンタルチェックなど、柔軟に設定できるカスタマイズ性
明細発行や契約書テンプレートの更新もCSチームがフルサポート
2024年時点での累計導入店舗数は26,000超。ローソン、コメダ珈琲、カラオケ館など大手チェーンでの実績も豊富だ。
レストラン業界以外でも広がる導入業界
「アルバイトの入れ替えが激しく、契約更新のタイミングが一斉に来る業界と相性がいい」とドリー氏。
最近では、介護施設やデパート、パチンコ店、スーパー、さらにはホテル業界などにも広がっている。
テクノロジーは、単なる効率化ツールではない。現場の体験を変え、働く人の人生を前向きにする力がある。人事CREWは、まさにそれを体現するプロダクトの一つだ。

山澤修平
一般社団法人レストランテック協会
代表理事
1980年北海道生まれ。携帯電話販社大手「コネクシオ株式会社」にて、営業戦略など様々な業務に携わり、その後、農業ITベンチャー「株式会社ファームノートでCSMの構築、営業拠点の立ち上げを行う。現在は日本最大のレストランテックコミュニティ「RT_Meetup」を主催する一般社団法人レストランテック協会の代表理事、一般社団法人日本飲食業経営審議会の理事、数多くのテックベンダーのセールスマーケティングの顧問業などに従事。全国各地の飲食経営者と生産者とテクノロジー企業をつなげる為、ホテル暮らし中心のアドレスホッパー生活を送っている。著書 同文舘出版「これからの飲食店DXの教科書」(2022年)













































