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2023.01.17

スターバックスは配達サービスを2023年3月までにアメリカ50州全てに拡大

海外飲食DXニュース

2023年1月17日、アメリカのスターバックスは、フードデリバリーのDoorDash(ドアダッシュ)と提携中の配達サービスの規模を拡大すると発表しました。

新たに北カリフォルニア、テキサス、ジョージア、フロリダなどのエリアで配達サービスが利用可能になります。

また、2023年3月までにアメリカの50州すべてで配達サービスが提供される予定です。

これまでコーヒーなどのドリンクは、店内で楽しんだり、持ち歩いたりするのが一般的でした。

しかし、今後スターバックスを含めて、飲み物を提供するビジネスのあり方が変わってくるかもしれません。

割高でもスターバックスのドリンクを注文する顧客

配達されるスターバックスのドリンク

出典:Starbucks and DoorDash Set to Expand Delivery Partnership Nationwide

規模拡大が発表された配達サービスを利用するには、スターバックスの公式アプリではなく、DoorDashのアプリから注文をしないといけません。

一見不便に感じますが、DoorDashのアプリでは既にスターバックスメニューの95%が注文可能です。

また、実店舗で頼むようにシロップの追加や、ミルクの種類を変えるなどのカスタマイズ注文にも対応しています。

ただし、フードデリバリーで注文すると配送料やサービス手数料、チップが別途請求されるため、実店舗で頼むよりも値段が割高です。

それでも、スターバックスのドリンクを配達してもらう顧客が増えているそうです。

したがって、配達サービスを利用する顧客は、実際に店舗に足を運び注文するよりも、自分の好きな場所でドリンクを楽しむというスタイルを好む傾向があるといえるでしょう。

今回の発表で「サードプレイス」を提唱していたスターバックスの在り方が変わっていくかもしれません。

スターバックスのドリンクは店舗外で楽しむのが主流

配達されるスターバックスのドリンク

これまで、スターバックスは、職場や自宅とは異なるリラックスできる「サードプレイス(第3の場所)」を提供するというコンセプトを掲げてきました。

しかし、今回の配達サービスの規模拡大によって、スターバックスのあり方が大きく変わる可能性が高まっています。

スターバックスとDoorDashの提携は、2022年9月に発表され、最初にアトランタでテストが行われました。

次いでヒューストンとサクラメントの店舗を対象にして配送テストを実施。そして、今回の発表で配達サービスが一気に拡大しました。

実のところ、現在のスターバックスの売り上げの3/4は、モバイル注文とドライブスルー、配達によって成り立っているそうです。

つまり、店内で飲み物を楽しむ人が少なくなり、スターバックスの提唱する「サードプレイス」を利用する人が少なくなっているといえるでしょう。

アメリカ50州全てでスターバックスの配達サービスが利用可能

スターバックスの配達サービスが利用可能

1月17日、スターバックスは提携先であるDoorDashとの配達サービスの拡大を発表しました。

2023年3月までに、アメリカの50州すべてでスターバックスのドリンクの配達サービスが利用可能になります。

現在、スターバックスでは、ドライブスルーや持ち帰り、配達サービスが売り上げの大半を占めており、飲み物を店舗外で楽しむのが主流になりつつあります。

いずれは、スターバックスの飲み物は注文して配達してもらうのが当たり前になるかもしれません。

原典

Starbucks and DoorDash Set to Expand Delivery Partnership Nationwide

参考サイト

Starbucks is doubling down on coffee delivery

Introducing Drinks with DoubleDash - DoorDash Newsroom

DoorDash expands Starbucks partnership with plans to reach all US states by March • TechCrunch

Starbucks and DoorDash launch delivery partnership will expand offering nationwide in 2023 • TechCrunch

「おかえり」「ただいま」が聞こえてくる居心地の良い場所。サードプレイスの価値とは - Starbucks Stories Japan

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

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