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2023.05.30

Uber Eatsにデリバリー用に配達ロボットを最大で2,000台導入予定|Serve Robotics 社との提携を強化 

海外飲食DXニュース

将来、フードデリバリーはロボットが料理を運ぶサービスになる可能性があります。

2023年5月30日、自動配達ロボットを提供しているServe Robotics(サーブ・ロボティクス:以下Serve社)は、Uber Technologies(ウーバー・テクノロジー:以下Uber社)との提携強化を発表しました。

今後Serve社は最大で2000台の自動配達ロボットをUber社に提供し、全米規模にする計画です。

以前より自動車を使って食べ物を運ぶフードデリバリーは非効率とされてきました。

それを端的に表現したのがServe社のWebサイトで掲げる以下のメッセージです。

「Why deliver 2 pound burritos in 2 ton cars?(なぜ2トンの車で2ポンドのブリトーを配達するのですか?)」

また、配達員の過激な運転や交通事故も問題視されています。

こうした問題を解決する方法として自動配達ロボットの導入が進んでいます。

そして、顧客も徐々にロボットによるフードデリバリーを受け入れ始めているようです。

拡大を続けるUber Eatsの自動配達ロボット

出典:Serve Robotics

アメリカでは、自動配達ロボットを使ったフードデリバリーが普及しつつあります。

2022年にUber EatsがServe社の自動配達ロボットを使って試験運用をカリフォルニア州ロサンゼルスで行いました。

Serve社によると、Uber Eatsがロボット配達を始めて以来、前月比でロボット配達の割合が30%以上増加したとのことです。

2023年5月現在、アメリカ国内では200軒以上の飲食店が自動配達ロボットをフードデリバリーに活用しています。

今後、ロボットによるフードデリバリーがますます広がっていくと言えるでしょう。

レベル4の自動運転を実現しているServe Robotics社の配達ロボット

出典:Serve Robotics

Serve社の自動配達ロボットは、人が操縦しなくても目的地に到着できるレベル4の自動運転を実現しています。

もちろん、完全に無人ではなく、搭載されたカメラによってスタッフがモニタリングしており、万が一の事態が起きた場合は、人が遠隔で操縦します。

ただし、ロボットは自動で配達業務をこなすため、問題が起きない限りスタッフがロボットの動作に干渉することはありません。

Serve社は自動配達ロボットの導入によって、交通渋滞や空気汚染の軽減が期待でき、同時に効率的な配送が実現すれば、将来的には手ごろな価格になるとの見解を示しています。

複数の大手に試験運用の実績があるServe Robotics社

出典:Serve Robotics

Serve社は、Uber社以外にもPizza Hutや7-ELEVEN、Walmartなどといった企業と提携し、期間限定の自動配達を試験運用してきた実績があります。

今回の提携強化により、自動配達ロボットがUber Eatsでより広く活用されることで、手間や時間のかかるラストマイル配送を効率的に自動化できる可能性があります。

ロボット化されたフードデリバリーが一般的になれば、注文客や飲食店に革新的な体験を提供することができるでしょう。

同時に、ロボット配達の有用性がますます高まれば、再びバンクーバーのPizza Hutやアーカンソー州のWalmartでも、Serve社の自動配達ロボットが導入されるかもしれません。

Serve社とUber社の提携強化でフードデリバリーの主流がロボット配達に

出典:Serve Robotics

Serve Robotics(サーブ・ロボティクス)社とUber Technologies(ウーバー・テクノロジー)社は、5月30日に提携強化を発表しました。

これにより、フードデリバリー部門に最大2,000台の自動配達ロボットが導入される予定です。

2022年にUber Eatsで行われた試験運用の結果から、ロボットによるフードデリバリーが広まっています。

日本でも自動配達ロボットの実験は行われていますが、アメリカでは早くも普及が進んでおり、将来的にはフードデリバリーはロボットによる配達が主流になるでしょう。

◆参考サイト(公式やメーカーサイト):

Serve Unveils Commercial Deal with Uber to Enable Scaling of Robotic Delivery|Serve

Serve Robotics to deploy up to 2000 sidewalk delivery bots on Uber Eats | TechCrunch

Serve Unveils Commercial Deal with Uber to Enable Scaling of Robotic Delivery

Uber Eats to expand use of delivery robots

Serve Robotics Strikes Deal With Uber to Scale Up to Two Thousand Sidewalk Delivery Robots

アイコン画像出典:Serve Robotics

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

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