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2022.11.01

モジュール式自動ピザキッチンの提供に向けてPicnic WorksとContek Proが提携を発表

海外飲食DXニュース

調理ロボットを導入する飲食店が増えていますが、既存のキッチンのままでは、ロボットの機能を十分に発揮できない場合があります。

そうなったら、キッチンの構造を大幅に変更しないといけません。

こういった問題を一気に解決するため、新しく自動ピザキッチンが開発されます。

2022年11月1日、ロボティクスのスタートアップ「Picnic Works(ピクニック・ワークス)」と、キッチンメーカーのContek Pro(コンテック・プロ)が提携を発表しました。

この提携により、料理ロボットの導入とキッチンの仕様変更の両方の問題を同時に解決できるようになります。

また、ピザのフードサービスを始めたい事業者や飲食店オーナーに対して、迅速かつ容易に運用可能なモジュール式キッチンが提供されるでしょう。

両社の提携で実現するモジュール式ピザキッチン

モジュール式ピザキッチン

出典:Picnic Partners With Modular Kitchen Manufacturer To Deliver Pizza Kitchen in a Box

この提携で両社の強みを組み合わせて、パッケージ化された自動ピザキッチンを開発・提供します。

具体的には、Contek Proが提供するコンテナサイズのキッチンに、Picnic Worksのピザロボット「Pizza Station」が組み込まれます。

これは「モジュール式ピザキッチン」と呼ばれており、始めからピザを効率的に料理するのを前提としたキッチンです。

このキッチンは、注文ごとにトッピングや材料を自動的に変更し、ピザを調理する機能を始めから備えています。

そのため、今までの店舗より短期間に高いコストパフォーマンスを発揮できるそうです。

まとめると、ピザ用に特化した自動キッチンであり、人材確保や育成といった手間をかけずに収益性のあるフードサービスが展開できるようになるでしょう。

ピザロボットを開発したPicnic Works

最大100枚のピザを料理するロボット

出典:Newsroom and Press Kit - Picnic. Automated Pizza Made Easy.

ピザを作るピザロボット「Pizza Station」を一言で説明するなら“ピザ盛り付け機”です。

Pizza Stationを開発したPicnic Worksはシアトルを拠点としています。

2016年に設立され、スタッフ1人で1時間あたり最大100枚のピザを調理するPizza Stationを開発しました。

Pizza Stationは大きな箱型をしており、ピザ生地をベルトコンベアに載せ、流れ作業でソース、トッピング、チーズを追加して、焼く前の状態に仕上げます。

注文ごとにトッピングを自在に変更でき、大量の注文を一度に処理できます。

スタッフはピザ生地をセットし、出てきたピザをオーブンに入れるだけです。

Pizza Station自体にはピザを加熱する機能はありません。

しかし、手間のかかる盛り付け作業を短時間に大量に処理できるため、キッチンのオペレーションをシンプルかつ効率的にできます。

キッチン設備をセットにして提供するContek Pro

Contek Proは、飲食店向けにキッチンをセットで販売している企業です。

カリフォルニア州のオークランドを拠点にしており、もともとは2017年にモジュラー建設会社として設立されました。

しかしその後、モジュラー型キッチンに特化する方向に転換し、現在ではQSR(クイック・サービス・レストラン)やゴーストキッチン向けにモジュラー型の業務用キッチンを開発しています。

モジュラー型とは、すでに完成した既存の部品や設備を組み合わせて組み立てる製品のことを指します。

キッチンの場合、冷蔵庫や調理場、シンクなどが全てセットになった厨房であり、事業者が一つひとつの設備を選ぶ手間が省けます。

また、セットになっているため、使いやすくトータルでバランスの取れた業務用キッチンが最初から手に入ります。

そのため、少人数でも大規模なキッチン業務を効率的にこなせます。

さらに、Contek Proのモジュラー式キッチンは、屋外コンテナやプレハブなどで個別に運用することも、既存の建物に組み込むことも可能な設計です。

つまり、必要な設備が一式セットになった組み立て式の業務用キッチンと言えるでしょう。

最初から料理ロボットに最適化されたキッチン

Pizza Stationとスタッフ

出典:Newsroom and Press Kit - Picnic. Automated Pizza Made Easy.

11月1日、スタートアップのPicnic Worksと、キッチンメーカーContek Proが提携を発表、両社の強みを活かしてモジュール式自動ピザキッチンを提供します。

ピザを作る料理ロボットだけでなく、キッチンもセットになっているため、最初から高い生産性を発揮できます。

そのため、設備の選定や人材確保に時間をかけずに、必要な機能を備えたキッチンを短時間で構築できるため、ホテルやチェーン店などでの導入が高い可能性があります。

原典

Picnic Partners With Modular Kitchen Manufacturer To Deliver Pizza Kitchen in a Box

参考サイト

The Kitchen of the Future is Here: Picnic Works™ and ContekPro Partner to Deliver the First Modular Automated Pizza Kitchen

Picnic Works Partners with Modular Kitchen Manufacturer | QSR magazine

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

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