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2022.12.31

マクドナルドはベルトコンベアで商品を受け取るドライブスルーをテスト中

海外飲食DXニュース

2022年12月現在、ドライブスルーを自動化(無人化)する取り組みがチェーン店を中心に広がっています。

ファストフード大手マクドナルドは、ベルトコンベヤーをドライブスルーに導入し、商品の受け取りを自動化した店舗をテキサス州でテスト中です。

従業員との接触がないため、今まで以上の便利さが顧客に提供できると説明されています。

この店舗は12月1日にマクドナルドの公式ウェブサイトで紹介され、TikTok上では実際のベルトコンベヤーを使った注文受け渡しや店舗内部の動画が話題となっています。

この他にも、音声AIによる接客対応や、アプリによる注文・決済など従来はスタッフが対応していた作業を代替する仕組みが飲食店に導入されつつあります。

お持ち帰りとデリバリーのみに割り切った店舗

出典:5 Things to Know About McDonald’s New Test Restaurant in Texas

マクドナルドがテスト中の新しい店舗は、従来の機能が大幅に削減され、コンパクトなデザインとなっています。

前述したベルトコンベヤー式のドライブスルー「Order Ahead Lane(オーダー・アヘッド・レーン)」を利用するには、事前にアプリで注文が必要です。

しかし、先に注文が終わっているため、商品の受け取りが従来よりも短時間で完了します。

ベルトコンベヤーを使ったドライブスルーの動画はSNSで話題となり、TikTokユーザー@foodiemunsterの投稿はコメント数だけで11,500件という膨大な反響を呼びました。

もちろん、店内の端末から注文は出来ますが、食事をするためのテーブルやイスは用意されていません。

つまり、テスト中のマクドナルドの店舗は、持ち帰りやドライブスルー、デリバリーに機能を絞ったデザインをしているといえます。

効率性を追求したマクドナルドの店舗

テスト中の店舗では、ほぼ店員との接触なく注文や商品の受け取りができます。

店内に接客用のカウンターはなく、注文はデジタルディスプレイに表示されたメニューボードとタッチパネルから入力します。

注文が完成すると受け取り棚に置かれるため、注文から商品の受け取りまで、店員との接触は一切ありません。

店内には、宅配業者用に配達集荷室が用意され、配達員がフードデリバリー用の注文を容易にピックアップできる構造になっています。

要するに、この店舗は徹底的に無駄を省き、スタッフはより効率的に調理に専念でき、顧客は短時間で注文の受け取りを可能にしたといえるでしょう。

マクドナルドはこのコンセプトを、「Accelerating the Arches(アクセラレーティング・アーチズ)」という成長戦略の一環として位置付けています。

ベルトコンベヤー式のドライブスルーは賛否両論

人との接触を極端に少なくしたコンセプトの店舗は、SNSでは賛否両論で数々のコメントが寄せられています。

否定的な内容では雇用が失われるというもので、肯定的なコメントは注文がより正確に早く受け取れるなど、それぞれ人によって感じ方が異なるようです。

2022年12月現在のところ、話題となった店舗はテキサス州フォートワースに1カ所のみであり、新しいアイディアなどを試す場所とされています。

テスト中の店舗から得られた知見を元にして、今後マクドナルドから新しい形態のドライブスルーが展開されるでしょう。

注文から受け取りまで無接触のドライブスルーで効率化を追求

マクドナルドは、注文から商品の受け取りまで無接触の店舗をテスト中です。

注文の受け取りの際に人と接触をしないため、顧客にとっては注文の取り間違えなどが防止され、従業員は今まで以上に作業に集中できます。

そのため、顧客と従業員の両方の利益になると期待されています。

賛否両論はあるものの、オペレーションの効率やミスの防止、人材確保などを考慮すると、いずれは無接触ドライブスルーが当たり前になる可能性が高いのではないでしょうか。

原典

5 Things to Know About McDonald’s New Test Restaurant in Texas

参考サイト

TikToker Shows Off McDonald’s Vending Machine Drive-Thru Concept

TikTok - Make Your Day

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

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