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2022.12.07

飲食店のバックオフィス業務を簡略化するMarginEdgeがシリーズCの資金調達を完了

海外飲食DXニュース

飲食店における請求書処理や食材原価、人件費の計算作業は手間と時間がかかる業務です。

しかし、もし手間のかかるバックオフィス業務が24 ~ 48時間で効率的に処理できるとしたら、経営が楽しくなりませんか?

アメリカのスタートアップ、MarginEdge (マージンエッジ)は、飲食店のバックオフィス業務を効率的に処理するプラットフォームを提供しています。

同社は、2022年12月7日にシリーズCの資金調達で4,500万ドル(約61億2500万円)を確保したと発表し、さらに提携する飲食店を増やす計画を立てています。

このプラットフォームによって、飲食店のオーナーや管理者は2日ほどで食材原価や人件費などのコストを把握できるようになるでしょう。

MarginEdgeのプラットフォームで飲食店の事務作業がシンプルになる

飲食店の事務作業がシンプルに

前述したように、MarginEdgeのプラットフォームを利用することで、短時間で食材原価、在庫、売上などを効率的に把握できます

プラットフォームを使う手順はシンプルで、店舗のPOSに接続し、仕入れの請求書や納品書をアプリや電子メールからアップロードするだけです。

送信されたデータは24 ~ 48 時間以内に記録・分析されて、レポートやグラフになって表示されます。

そのため、翌日には飲食店オーナーや管理者は、店舗運営の状況が判断できます。

特筆すべきは、手書きのメモなどもアップロードすれば対応してくれるところです。

毎日の食材の仕入れ価格を確認できるため、メニューで表示している料金の妥当性も検証可能です。

月末になって食材原価が高くなりすぎていたという事態を回避するのにも役立ちます。

さらに、レシピごとの原価計算やメニュー分析など、手間のかかる作業を自動化し、予算調整や仕入れ先への支払い機能も備わっています。

つまり、MarginEdgeのプラットフォームを利用すれば、時間のかかる集計、分析、支払いなどの作業に時間を割く必要がありません。

しかも、このプラットフォームの使用料は月額300ドル(約4万円)ですべての機能が使用可能です。

シリーズCの資金調達で4,500万ドルを調達

MarginEdgeのシリーズCの資金調達は、フィンテック企業への投資に重点を置いているTen Coves Capitalが主導し、FiservDerive Ventures、以前の資金調達に参加した機関投資家も参加しました。

MarginEdgeの過去の資金調達は以下のとおりです。

  • 2019年シリーズAの資金調達:700万ドル(約9億5000万円)

  • 2020年シリーズA2の資金調達:500万ドル(約6億7900万円)

  • 2021年シリーズ Bの資金調達:1,800万ドル(約24億4500万円)

今回のシリーズCを含めてMarginEdgeは、総額7,100万ドル(約97億円)以上の資金調達を実現しています。

今回得られた新しい資金は、プラットフォームの改善と拡張に使用される予定です。

具体的には、リアルタイムでのレポート機能の提供強化、モバイルアプリの強化、支払い方法の拡充などが計画されています。

MarginEdgeは創設者の実体験が起源

創設者がバックオフィスの仕事の大変を理解

MarginEdgeのプラットフォームは、創設者の実体験から生まれました。

2015年にBo Davis(ボー・デイビス)氏、Roy Phillips(ロイ・フィリップス)氏、Brian Mills(ブライアン・ミルズ)氏によってMarginEdgeは設立されます。

彼らは、飲食店での請求書や原価計算などの作業に大変な手間がかかることを理解していました。

特にBo Davis氏は、回転寿司レストランチェーンであるWasabiの創設者であり、Roy Phillip氏は飲食業界で豊富な経験を持つベテランです。

そのため、飲食店経営を効率化して、よりシンプルにするために3年かけてソフトウェアを開発、2018年にプラットフォームをリリースしました。

それ以来、MarginEdgeは導入する店舗を増やし続けており、2022年12月現在では4,000軒の飲食店にプラットフォームを提供し、自社の従業員を約700人に倍増させました。

同社は、2024年末までに15,000軒の飲食店にプラットフォームを提供する計画を立てています。

飲食店の経営を手間なく簡単にするプラットフォーム

飲食店の経営を手間なく簡単にするプラットフォーム

12月7日、MarginEdge(マージンエッジ)は、シリーズCの資金調達で4,500万ドル(約61億2500万円)を確保したと発表しました。

同社は、飲食店のバックオフィス業務や運営に関わる人の負担を軽減して、ビジネスをより効率的かつシンプルにしてくれます。

同社のプラットフォームは、創設者たちが実際に経験した問題を基に開発され、アップロードされた請求書を分析し、自動的に表やグラフとして表示する仕組みです。

このようなプラットフォームが普及すれば、飲食店経営はより柔軟かつタイムリーに対応できるようになるでしょう。

原典

MarginEdge Raises $45M in Series C Funding

参考サイト

MarginEdge lands $45M to give restaurants real-time spend data • TechCrunch

Bill Payment, Restaurant Management Platform MarginEdge Secures $45M via Series C

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

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