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2022.10.12

冷凍庫とフライヤーを備えフライドポテトを自動的に揚げる調理ロボットFRYR210

海外飲食DXニュース

揚げ物は手が離せない調理作業の1つといえますが、将来的には盛り付けをするだけで済むようになるかもしれません。

2022年10月12日、ロンドンの食品ロボット企業「Karakuri(カラクリ)」は、揚げ物を自動的に料理する「FRYR21(フライヤー・トゥエンティワン)」を発表しました。

Karakuri社は、クイックサービスやファストカジュアルレストラン向けに調理ロボットを開発している企業です。

既に導入先が決まっているという記事もあるため、イギリス料理で有名なフィッシュ&チップスを自動的に調理する飲食店が注目を浴びる可能性があります。

スタッフはフライドポテトを盛り付けるだけ

スタッフはフライドポテトを盛り付けるだけ

Karakuri社が発表したFRYR210はフライドポテトなどの揚げ物を全自動で調理するロボットです。

FRYR210自体に冷凍庫とロボットアーム、フライヤーを備えているため、スタッフの作業は出来上がった揚げ物の盛り付けと、食品の在庫補充になるでしょう。

1時間あたり最大60kgのフライドポテトを調理可能であり、保存されている冷凍食品の在庫はリアルタイムに監視と予測がされています。

また、在庫がなくなる前に事前にスタッフに通知されるため、在庫切れを起こす心配もありません。

油の使用に関しても温度管理が行われており、油自体の酸化を抑えて調理に使用できる時間を延ばすことができます。

FRYR210を導入すれば、キッチンスタッフはフライヤーの近くにいる必要はなく、業務オペレーションの負担軽減や、他の調理作業との兼業など効率性の追求が可能です。

自動フライロボットFRYR210の一連の動き

自動フライロボットFRYR210

前述したように、FRYR210には冷凍庫とフライヤー、揚げ物を取り出すロボットアームがあるため、自動的に在庫の揚げ物を取り出して調理できます。

一連の流れを列挙すると以下のとおりです。

  1. ロボットアームが冷凍庫内のフライドポテトをカゴに入れる

  2. フライドポテトが入ったカゴをフライヤーに中に沈める

  3. フライドポテトが揚がったらカゴを持ち上げる

  4. 所定の場所に移動し、カゴをひっくり返して中身を空にする

そして、再び冷凍庫からフライドポテトを取り出し、調理作業を繰り返します。

取り付けられているカゴは容量を調整可能なため、必要に応じて調理する量を変更できます。

設置が容易なロボットを開発するKarakuri

狭くも設置可能な調理ロボットを開発するKarakuri

Karakuri社が開発する調理ロボットの特徴は、既存のキッチンに大規模な改装をしないで導入ができるようにしていることです。

そのため、ロボットはコンパクトな設計をしており、店舗の営業活動に支障をきたすことなく、既存のキッチンにカラクリのロボットを導入できます。

今回発表されたFRYR210も一晩で設置、営業が可能だそうです。

他にも、アジア料理を3分で調理するSEMBLR(センバー)もリリースしており、これもロボットアームを使って全自動で調理作業を行うロボットです。

SEMBLRは会社のロビーやフードコートにも設置可能な自動販売機型をしています。

一般的には、ロボット化には大規模な設備投資が必要ですが、Karakuri社が開発する調理ロボットなら、小規模な飲食店でも導入が容易です。

今回発表されたFRYR210の料金は、月額2,100ドル(約31万円:1ドル147円で換算)で保守サービスが含まれます。

揚げ物などの危険が伴う作業はロボット化

10月12日イギリスの食品ロボット企業Karakuriは、フライドポテトを自動的に揚げるFRYR210を発表しました。

ロボット自体に冷蔵庫とフライヤーを備えているため、キッチンスタッフに揚げ物をするスキルは必要ありません。

また、キッチンの仕様を大きく変更しなくても導入、設置ができる設計をしています。

イギリスではフィッシュ&チップスが有名な料理であるためFRYR210のような調理ロボットの需要は高いといえます。

10月末にFRYR210を導入する飲食店で実用性がより明らかになるでしょう。

原典

https://karakuri.com/article/karakuri-automates-restaurant-fry-lines-with-new-fryr-family-of-robots/

参考サイト

Karakuri automates restaurant fry lines with new /FRYR Family of Robots

Robots load lift shake and empty chip baskets

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

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