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2023.05.26

効率化と感動の行方。

酒井慎平の物申す!!

こんにちは。レストランテック協会の酒井慎平です。前回の第1回コラムに対して多くの方々からリアクションを頂きました。おおむね好評だったようで大変嬉しいです。有難うございました。

ただ、毎週配信のコラムにしては文字数が多く内容も重めだったので、これからは徐々に読みやすい文字数と軽い内容を心がけてスマートにお届けしていければと考えています(笑)引き続きよろしくお届けします。それではやっていきましょう!

効率化と感動の行方

昨日、居酒屋甲子園のサポーター総会が都内某所で開催され、全国から運営理事が集結しサポーター企業と共に想いを共有しました。

私は、今年度からアドバイザー理事として運営陣に加わったわけですが、昨年までの客観的な立場から見た居酒屋甲子園のイメージは「とにかく熱い!」でした。恐らく、そういう印象を持っている方が多いのではないでしょうか。決勝大会の檀上は魂を揺らすような発表が行われ、涙が止まらなくなるほど熱いプレゼンが繰り広げられています。

先日の総会でもそうでした。

今年から8代目理事長に就任した氏田善宣氏は、コロナの苦しい時期を乗り越えても尚、多額の借入返済に苦しむ企業が多い現状を「本当の勝負の時」と表現し、居酒屋業界を復興していく責任と本気の覚悟をみました。久しぶりに対面という事もあったのですが、だれかが何かを本気で成し遂げようとする姿に人は感動するのだと改めて実感しました。

その翌日は、日本飲食業経営審議会による第5回政経塾に参加し、菊地唯夫氏(ロイヤルホールディングス 代表取締役会長)による講演を聞いてきました。そこでは、外食業界の未来は人口減少と生産性向上が大きな課題であり、人口減少に伴った人材不足に対してはテクノロジーで労働力を補う必要があると説いていました。

しかしながら、ロイヤルホールディングスのような大企業でない限り、全ての「人」が行う作業を「テクノロジー」で代用すべきかといえば否です。

菊地氏自身も「アート」と「サイエンス」の割合をブランドごとに変えているとお話していたように、たとえ作業効率が悪くても敢えて人が行うポイントも必要です。

誰かが何かを本気で成し遂げようとする姿は、人の心を揺さぶり感動させます。それは、飲食店で働く従業員全員の想いが一つとなった時も同じ現象が起こります。

飲食店をエンターテイメント空間としての側面で見るならば、テクノロジーによる作業効率化と同じくらい、人対人の共感から生まれる感動を意識して作っていく必要があるのではないでしょうか。

酒井慎平

一般社団法人レストランテック協会

専務理事

20代で外食業界誌の編集長、外食産業記者会の代表幹事を務めた後に29歳で独立。長野県長野市で製造する長期熟成生ハム「掬月 Jamon KIKUZUKI」のブランドオーナー。外食業界に特化した広告代理業を軸に食の価値創造に取り組む。株式会社SATOKA 代表取締役。一般社団法人レストランテック協会 専務理事。NPO法人居酒屋甲子園 アドバイザー理事。一般社団法人これからの時代の飲食店マネジメント協会 プロコンサルタント。

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