FoodDeployのロゴ

ほぼ毎日更新!!飲食店のDXを後押しするWEBマガジン

2023.05.04

Door Dashが飲食店向けに持続可能性を高めるアクセラレーターの参加者を募集中 

海外飲食DXニュース

フードデリバリー企業のDoorDashは、小規模の飲食店を対象にした持続可能性を高める支援プログラムへの参加者を募集しています。

対象となっているのは、ニューヨーク市やニュージャージー州の飲食店オーナーです。

「Accelerator for Local Restaurants(ローカルレストランのためのアクセラレーター)」と呼ばれるプログラムは、飲食店オーナーに8週間のカリキュラムと助成金を提供します。

アクセラレーターとは、ビジネス規模の拡大や事業変革に焦点をあてて、資金やノウハウなどを提供するプログラムです。

このプログラムの目的は、注文客が持続可能性の高いフードデリバリーをより簡単に選択できるようにすることです。

そのために再利用可能な容器の導入が含まれており、これにより飲食店のコスト削減を実現。同時にフードデリバリーの品質と顧客体験の向上が期待できます。

Door Dash が小規模の飲食店の持続可能性を支援

小規模の飲食店の持続可能性を支援

Door Dashの「Accelerator for Local Restaurants」は、Accion Opportunity FundStatewide Hispanic Chamber of Commerce of New Jersey、The Five-Borough Chamber Allianceとの提携により、実現した持続可能性を高める支援プログラムです。

ただし、応募できる飲食店オーナーは、所有する飲食店が3つ以下、各店舗の従業員が50人以下と小規模に限定されています。

また、店舗の1つがニューヨーク市、またはニュージャージー州のバーゲン、エセックス、ハドソン、またはユニオン郡内にあることなど条件が付いています。

しかし、これらの条件を満たして、今回のプログラムに参加できると以下の特典が受けられます。

  • 10,000ドル(約135万円)の助成金

  • 店舗ごとにカスタマイズされたビジネスアドバイス

  • 商品や販売計画に関するマーケティングの提供

  • 他のビジネスオーナーや専門家との交流

  • 再利用可能なデリバリー容器の導入

特に、このプログラムで重点が置かれているのが、持続可能性を高めるためDeliver Zeroが提供する再利用可能なデリバリー容器の導入です。

再利用可能なデリバリー容器の導入でフードデリバリーの質が向上

再利用可能なデリバリー容器

再利用可能なデリバリー容器をフードデリバリーに導入すると、コスト削減やゴミ削減だけでなく、顧客体験の向上にも繋がります。

フードデリバリーの普及に伴い、飲食店では料理を提供するための使い捨て容器の使用が一般的となりました。

これらの容器は単なる包装材料として見られがちですが、飲食店にとっては容器代がコストとなり、食事が終わればゴミとなります。

この結果、アメリカでは使い捨て容器のゴミが急増しました。日本でも家庭ゴミのうち約6割がプラスチック容器で占められているとされています。

このような状況から、ゴミの発生量を削減するために再利用可能なデリバリー容器の導入が注目されています。

Deliver Zeroよれば、顧客の86%が再利用可能なデリバリー容器を利用し、容器代も40%以上削減できたそうです。

さらに、再利用可能なデリバリー容器の導入は、リピーターの獲得にも効果的であることが明らかになっています。

再利用可能な容器は、使い捨て容器と比べて密閉性に優れており、輸送中にスープがこぼれたり、他の料理と混ざったりする事故が防ぎやすいからです。

これにより、料理がより良い状態で届けられ、顧客体験が向上します。

要するに、再利用可能なデリバリー容器の導入はコスト削減だけでなく、料理の品質を保ちつつ顧客体験を向上させる手段として大きな価値を持っています。

また、容器の返却タイミングで再注文が促進されるため、リピーターの獲得にも寄与するでしょう。

小規模飲食店の持続可能性を高めるDoor Dashの支援プログラム

小規模飲食店

DoorDashは「Accelerator for Local Restaurants」プログラムへの応募者を募集しています。

このプログラムは、ニューヨーク市およびニュージャージー州の小規模な飲食店のオーナーを対象としており、ビジネス拡大と持続可能性を追求する内容です。

マーケティングやコンサルティングのアドバイスだけでなく、持続可能性を向上させる再利用可能なデリバリー容器の導入も含まれています。

したがって、一般的なビジネス拡大だけのプログラムではなく、ゴミの削減に貢献しつつ、リピーター獲得にも効果的な支援策と言えるでしょう。

参考Webサイト

DoorDash Accelerator for Local Restaurants

Ahead of Earth Day DoorDash is Launching its Most Eco-Friendly Accelerator for Local Restaurants Cohort and Announcing Features to Enable More Sustainable Choices

Empowering Local Communities: The Results of DoorDash’s 2022 Economic Impact Report - DoorDash Newsroom

DoorDash Revenue Beats Estimates on Strong Demand For Deliveries|bloomberg

DoorDash Launches Sustainability Accelerator for NY NJ Restaurants - Food On Demand

DoorDash Doubles U.S. Market Share in Four Years - Food On Demand

 

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

記事をシェアする