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2024.05.10

感覚頼みから脱却!データを基に 売れるメニューを開発できる 「FoodDataBank-Platform」

飲食店のDX「はじめの一歩」

飲食店が成功するには「お客様視点」が大切。しかし、これまででは作り手の勘や感覚によってメニューが開発され、実際に求められているものとズレてしまうことが多かった。そうした感覚頼みから脱却し、データを基に売れるメニューを開発できるようにしたのが株式会社SARAHの「FoodDataBank-Platform」だ。

メニューの「素材」「調味料」「味」 「食感」「見た目」について評価点の高いキーワードを分析可能。

グルメアプリの「SARAH」は、メニュー単位で投稿・検索ができる。その蓄積データを商品開発に活かせるようにしたのがFoodDataBank-Platformで、例えば開発を検討しているメニューが、どんな性年代に、どんな季節に、どんな価格で高い評価を受けているのかなどの定量分析が可能だ。

さらに、メニューの「素材」「調味料」「味」「食感」「見た目」について、それぞれ評価点の高いキーワードを分析できるのも大きな特徴。前年比の分析で、上昇傾向にあるトレンドキーワードを知ることもできる。

※前年比較で、上昇しているトレンドキーワードも確認できる。

東京の豊島区や練馬区を中心にラーメン・定食の『福しん』を31店舗展開する(株)福しんは、早くからFoodDataBank-Platformを活用。

「特に活用しているのがトレンド指標としてのデータです。『福しん』はトレンドの最前線ではなく、半歩後ろを狙うとヒットしやすいという業態特性も踏まえて活用しています」と高橋順社長は話す。

例えば、約2年前にはトレンドとしての上昇幅が大きかった「よだれ鶏」を商品化。「大辛」「痺れる」などのキーワードが伸びていることも踏まえて開発し、副菜全体の売上を40%増加させることに成功した。

※左)昨年秋に期間限定で販売し、想定の2倍以上のヒットとなった「塩トマト酸辣湯麵」も、トレンド指標のデータを分析して開発した。
※右)ラーメン・定食チェーンの『福しん』では、新メニューの開発 や定番メニューのブラッシュ アップにフル活用している。

また、FoodDataBank-Platformの画像検索も活用。

「お店で提供されているメニューのリアルな画像を検索できるので、例えば冷やし中華はどんな具材が高評価を得やすいのかといった分析の精度が高まります。メニューリサーチで実際にお店に行って食べることができるメニューの数は限られるため、画像検索で数多くのメニューを短時間で分析できるのも大きな長所です」と高橋社長。

「時は金なり」と言われるが、その点でも有力なDXツールが、メニューリサーチの時間や労力を大幅に軽減できるFoodDataBank-Platformだ。

手もみラーメン 福しん

池袋を中心としたラーメン・定食チェーン店「福しん」は、国産野菜にこだわった料理を提供することで知られています。すべての野菜は国内で栽培され、自社工場で加工されています。また、ラーメンのスープや麺、チャーシューも自社で製造しており、注文から4分以内に料理を提供するスピーディーなサービスを実現しています。店舗は月に一度の定期清掃を行い、衛生管理にも力を入れています。
https://www.fuku-sin.co.jp/

株式会社 SARAH(サラ)

よりよい食との出会いをつくり、365日の景色をあざやかにする。」をパーパスに掲げ、2014年12月に設立。おいしい!が増 えるグルメアプリ「SARAH」に加え、食品の企画開発向けデー タサービス「FoodDataBank」を運営。食のデータ分析を軸に、 積み上げたマーケティングのノウハウや独自のフレームワークを 活かし、企業の商品企画やマーケティングを強力に支援している。
https://fooddatabank.net/index1

亀高 斉

企画/編集/ライター

1968年生まれ。岡山県倉敷市出身。明治大学卒業後、1992年に㈱旭屋出版に入社し、1997年に飲食店経営専門誌の「月刊近代食堂」の編集長に就任。以来17年間、「近代食堂」編集長を務め、中小飲食店から大手企業まで数多くの繁盛店やヒットメニューを取材。2016年に独立し、フリーとして活動。取材・執筆の他、書籍の企画・編集も手掛けている。趣味は将棋。

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