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2024.06.10

AmazonとGrubhubが提携:Amazonプライム特典拡大!フードデリバリーが新時代に突入

海外飲食DXニュース

Amazonから料理を注文する際に、フードデリバリーを利用していると意識するでしょうか?

2024年5月30日、アメリカAmazonはフードデリバリーを便利で手頃な価格にするため、Grubhub(グラブハブ)社との提携を発表しました。

この提携により、AmazonのウェブサイトやアプリからGrubhubのフードデリバリーが注文できるようになります。

また、Amazonプライム会員にはGrubhub社が提供する「Grubhub Plus(グラブハブ・プラス)」の特典が適用され、お得にフードデリバリーを利用できます。

これにより、プライム会員はAmazonが提供する商品やPrime Videoだけでなく、フードデリバリーも気軽に楽しめるようになるでしょう。

最近では、フードデリバリーのサービスで、飲食店の料理以外の物品も注文できるようになり、そのジャンルも急速に拡大しています。

そのため、近いうちに料理以外を注文するフードデリバリーが多くなり、フードデリバリーというカテゴリー自体が消滅していくかもしれません。

アメリカAmazonからGrubhubのフードデリバリーが注文可能

AmazonからGrubhubのフードデリバリーが注文可能

画像引用:Amazon Announces Grubhub+ as Ongoing Prime Member Offer; Customers Can Now Order Grubhub Directly from Amazon.com and the Amazon Shopping App

今回の提携で、アメリカAmazonのウェブサイトおよびアプリから、Grubhubが提供する数十万軒の飲食店の料理が注文可能になりました。

さらに、Amazonプライム会員には、年間120ドル(約18,750円)相当のGrubhub Plusプログラムの特典が無料で与えられます。

このプログラムは、12ドル以上の注文で配送料が無料となり、サービス料金の割引や、持ち帰り注文の場合には5%還元も受けられます。

注文は、Amazonのウェブサイト、またはアプリからGrubhubにアクセスできるため、Grubhubアプリをダウンロードしたり、切り替えたりする必要がありません。

注文の仕方もGrubhubのアプリでの注文と同じであると説明されています。

配達員もAmazon経由の注文であっても、他のフードデリバリーと同じようにサービスを提供するそうです。

加えて、プライム会員でない人でもGrubhubのフードデリバリーを利用できます。

そのため、これまでフードデリバリーを利用してこなかった層にも、一定の訴求力があり、新規顧客の獲得につながるでしょう。

アメリカのフードデリバリーシェアが激変の予感

フードデリバリーシェアが激変

画像引用:Which company is winning the restaurant food delivery war? - Bloomberg Second Measure

Grubhub社は、アメリカのフードデリバリー市場では3位ですが、Amazonとの提携で順位が変わるかもしれません。

これはアメリカAmazon会員がGrubhubの見込み客になったからです。

ブルームバーグ・セカンド・メジャーの分析によれば、フードデリバリーの市場ではDoorDash(ドアダッシュ)が67%のシェアを持ち、続くUber Eatsは23%となっています。

対してGrubhub社の市場シェアは8%と一桁です。

しかし、Amazonとの提携により、新規顧客獲得で大きな強みを発揮できるでしょう。

今までフードデリバリーの利用には、会員登録やアプリのインストールが必要でした。

しかし、Amazonから注文ができることで、フードデリバリーの利用に関して敷居が劇的に下がったといえます。

また、前述したプライム会員には特典も付いています。

そのため、Amazon会員の大部分が見込み客となり、Grubhubがフードデリバリー市場で大きなシェアを獲得する可能性が出てきました。

フードデリバリーがフードデリバリーでなくなる日が近づく

フードデリバリーでなくなる日

近い将来、私たちはフードデリバリーと、他の宅配サービスを同一のものと認識するようになるでしょう。

今回の提携のように、総合オンラインストアを介して料理の注文ができるようになると、フードデリバリーという区分けがなくなっていくからです。

アメリカのフードデリバリーで最大のシェアを持つDoorDashは、アプリから料理だけでなく、食料品や美容品、ペット用品も注文が可能です。

また、Uber Eatsもアルコール類、書籍、医薬品など、料理以外の品物を注文して届けてもらうことができます。

つまり、フードデリバリーが飲食店の料理を短時間で届けるサービスから、食料品や雑貨、日用品を指定した時間に届けてくれる「特急宅配サービス」になりつつあります。

いずれは、料理以外の品物を届けてもらう比率が高くなっていくでしょう。

そうなれば、フードデリバリーは他のネット注文と同じになり、フードデリバリーというカテゴリー自体が不要になります。

AmazonとGrubhubが提携しフードデリバリーがさらに身近に

AmazonとGrubhubが提携しフードデリバリーがさらに身近に

画像引用:Amazon Announces Grubhub+ as Ongoing Prime Member Offer; Customers Can Now Order Grubhub Directly from Amazon.com and the Amazon Shopping App

5月30日、アメリカAmazonはフードデリバリーのGrubhub社と提携を発表しました。

この提携でアメリカのAmazon会員は、Grubhubのフードデリバリーを注文できるようになります。

また、プライム会員はGrubhubの特典が付与されるため、フードデリバリーの利用がさらに容易になりました。

今後、アメリカのフードデリバリー市場で3位のGrubhubがシェアを拡大していくかもしれません。

最近では、フードデリバリーで注文できるものが料理に限定されなくなってきました。

そのため、飲食店から料理を運ぶことで普及したフードデリバリーが、生活用品全般を短時間で配送する宅配サービスになりつつあるといえるでしょう。

参考サイト

Amazon-Announces-Grubhub-as-Ongoing-Prime-Member-Offer-Customers-Can-Now-Order-Grubhub-Directly-from-Amazon.com-and-the-Amazon-Shopping-App

Which company is winning the restaurant food delivery war? - Bloomberg Second Measure

DoorDash Partners with Ulta Beauty to Unlock The Largest Selection of Beauty Products Available For On-Demand Delivery

Uber Eats

前田淳一郎

グラフィック制作カタパルト

代表

1983年岐阜県生まれ。プログラマー、整備士、物流と転職し、日本橋で寿司職人の世界に入り、立ち食い寿司屋の店長になる。原価の高いをいわれる寿司で、原価調整と材料管理を徹底し、原価を平均25~30%に抑える。その後カナダで移民に挑戦し、現地の海上コンテナのフォワーダー企業に勤める。帰国後に外資系に勤務。
2020年より、Webライターをしながら世界の新しい「食の常識」を発信中。

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