
2023.07.07
再始動のビアガーデン市場に祝杯を。
酒井慎平の物申す!!こんにちは。第8回目のコラムとなりました。夏本番!ビールが美味しい季節になりました!夏場の平均気温が1℃上がると、ビールの販売数量は1日80万本(大瓶換算)増えると言われますが、そもそも夏バテで食欲が無い方もいらっしゃるかもしれません。暑い日が続きますが、皆さんはいかがでしょうか。
最近は、地球温暖化の影響か35度超の猛暑日も増え、とあるビアガーデンでは、気温が32度を超すとビールではなくハイボールやサワーの販売数が伸びる結果が出ているようです。
昨年までは、新型コロナウイルスの影響で営業自粛をしていたビアガーデンもありましたが、今年から本格的に賑わいを取り戻しつつあります。
今年のビアガーデンのトレンドは「原点回帰」です。
毎年、東京でトレンドを先取りし注目を集める「松屋 銀座」の屋上「美しくなるビアガーデン」は、「ミートパワー」をテーマに、栄養満点の肉(MEAT)と会合(MEET)で心身ともにパワーチャージができるBBQコースを提供しています。
スタンダードコースでは、牛・豚・鶏・ソーセージなど5種類の肉を提供。他にもシャンパンフリーフロー付ラグジュアリーコースや、女性4名以上でそれぞれ1,000円オフの女子会プラン、生ビールを含めたワインやビアカクテルなどが飲み放題のプランなど多様なコースが用意されています。
「ヒルトン東京ホテル」7階のルーフトップテラス「2023年ビアガーデン」では、イルミネーションが眩しい新宿の高層ビル群や、新宿中央公園が見渡せる開放的なルーフトップテラスで、心地いい夜風を感じながら非日常な時間を演出しています。
東京では、高層ビル群の屋上で夜風を感じながら夜景が望めるビアガーデンが多い印象ですが、地方に目を向けると、野外ならではの解放感をウリにした店舗が目立ちます。
北海道最大級の滞在型リゾート「星野リゾート リゾナーレトマム」では、開放感のある広大なファームエリアにて「ファームクラフトビアガーデン」が開催されます。道内の醸造所と同リゾートが共同開発した5種類のオリジナルクラフト生ビールを楽しめるビアガーデンです。
同じく星野リゾートグループの「星野リゾート磐梯山温泉ホテル」では、会津の郷土玩具「赤べこ」をテーマにしたビアガーデン「赤べこビアガーデン」が開催しています。日本百名山の磐梯山麓の自然の中で開催され、会場装飾からスタッフの衣装、おつまみの器まで、赤べこをモチーフにした「べこジェニック」な雰囲気で盛り上げてくれます。
どちらも星野リゾートならではの観光資源を活かしたビアガーデンを展開しており、観光地ならではのコンセプト作りとロケーションを活かした空間設計はさすがです。
また、兵庫・JR姫路駅に隣接したショッピングセンター「ピオレ姫路」の屋上テラスでは、サーカス型ビアガーデン「イムヤック」が開催。10,000人以上が来場して大成功を収めた前回から約半年たち、第2弾の開催が決定しました。
こちらでは、全国各地のレストランが日替わりで出展し、様々な料理が提供されます。また、自然派ワインをはじめ、様々なお酒が楽しめるビアガーデンのほか、DJやライブなどの音楽イベントも。マルシェや蚤の市では、洋服や雑貨に加え、マッサージや占いなどのカルチャーが集まり、異国情緒たっぷり。外国にいるような気分が味わえます。
野外イベントならではの賑わいを感じられるのもビアガーデンの醍醐味の一つです。
本場ドイツのビールが民俗音楽とともに楽しめる催し「オクトーバーフェスト」もそのひとつです。全国で開催されるオクトーバーフェストですが、「金沢オクトーバーフェスト」「名古屋オクトーバーフェスト2023」は4年ぶりの開催となり、待ちに待った期待の高まりやインバウンド需要などで、コロナ禍前の実績よりも多い目標動員数を掲げています。
ビアガーデンのトレンドを見ると、その年の傾向が現れていて面白いです。特に今年は、解放感、賑わい、贅沢、非日常というビアガーデン本来の楽しみ方をコンセプトに掲げるイベントが多いです。
毎年、夏季限定のイベントだからこそ、運営先や管理先、地域性、酒類メーカーなど、大勢の関係者が様々な事情を抱えながら知恵を出し合ってカタチにしています。
ここ数年は自粛の日々でしたが、再出発という意味でも、私たちが忘れかけていた価値を思い出させてくれるでしょう。この夏は、思いっ切りビアガーデンを楽しみながら、日常に夏の風物詩が帰ってきた喜びと感謝の祝杯を上げましょう。



































